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中谷潤人 毎年恒例誕生日始動 27歳の今年はいきなりスパーから 目標の王座統一へ「自分を高める1年に」

スポーツ報知 / 2025年1月3日 6時30分

25年の目標に「王座統一」を掲げた中谷(カメラ・谷口 隆俊)

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級6位ダビド・クエジャル(2月24日、東京・有明アリーナ)

 プロボクシングWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)が27歳になった2日、新年最初の練習で、いきなりスパーリングを実行した。

 毎年、誕生日から練習を開始するが、同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)とのV3戦が決まったことで、この日は1階級上の日本スーパーバンタム級1位・石井渡士也(23)=RE:BOOT=相手に4回の実戦練習。時には接近戦で激しく打ち合った。「(年末の)走り込み合宿で、体からエネルギーを爆発させられるようなトレーニングができて、今日はそれが出過ぎたかな?」と苦笑いも「まだまだ上げていかないと」と今後は米ロサンゼルスへ移動、本格的な実戦練習を重ねていく。

 「王座統一」を25年の目標に掲げた。現在、バンタム級の主要4団体王者は全て日本人。パウンド・フォー・パウンド(全階級を通しての最強ランキング)1位の大目標に、統一王者という肩書が必須と自分に課し「統一戦は、今年にやるべきことだと思っている。それを達成して、さらに強さを求めていけば…。その辺を期待してもらえるようなファイトをしていきたい」。具体名こそ出さないが、世界中のファンが夢見るスーパーバンタム級の4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=との対戦も見据えているのは間違いない。

 「自分を高める1年にしたい。量より質を追求する。世界中から注目される試合をしていく」。新ニックネーム「ビッグバン」の通り、あふれるエネルギーで爆発的なファイトを見せる。

(谷口 隆俊)

IBF西田 WBA堤も狙うWBCベルト

 ◆バンタム級占う 中谷が統一戦を望むように、他団体王者も複数のベルト獲得を目指す。昨年12月、初防衛に成功したIBF王者・西田凌佑は試合後、中谷との対戦をアピール。2月24日に比嘉大吾(志成)と初防衛戦を行うWBA王者・堤も「一番強い選手になりたい。一番欲しいのはWBC」と辰吉丈一郎、山中慎介ら名選手が巻いた緑のベルトを狙っている。世界的な評価として、米リング誌のPFP9位・中谷が頭一つ抜けているとされるものの、統一戦となれば熱い戦いとなりそうだ。

 WBO王者・武居由樹は「右肩関節唇損傷で全治4週間」の診断を受け、今月24日のV2戦が中止となり、現在療養中。武居も統一戦を望む一方、同じキックボクシング出身のWBOアジアパシフィック王者・那須川天心(帝拳)との対戦を再三アピールしてきた。天心は中谷、堤と同じ会場で元世界王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)と対戦。勝てば目標とする秋以降の世界挑戦に大きく近づく。武居との対戦にも前向きだが、年末年始も休まず練習するなど、今はモロニー戦に集中する。(谷口 隆俊)

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