【箱根駅伝】青学大が連覇へ圧倒的優位 6位の国学院大・前田監督「まずは復路優勝。総合優勝もあきらめない」…復路展望
スポーツ報知 / 2025年1月2日 22時33分
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路 (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)
前回総合優勝した青学大が5区の箱根山中で若林宏樹(4年)が中大を逆転し、5時間20分1秒で、2年連続7度目の往路優勝を飾った。2年連続8度目の総合優勝へ王手をかけた。1分47秒差の2位に中大、2分29秒差の3位に早大が続いた。青学大とともに3強と目された駒大は3分16秒差の4位、国学院大が5分25秒差の6位だった。3日の復路と総合優勝の行方を占う。
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往路優勝の青学大が総合優勝に大きく近づいている。2位の中大と1分47秒差。距離にして600メートル。後続が背中を見ることができない差がある。しかも、復路スタートの6区には前回2位の野村昭夢(4年)を擁する。「野村で差を広げて、7区以降は楽しく走るピクニックランで大手町を目指したい」と原晋監督(57)は連覇へのプランを明かした。前回8区区間賞の塩出翔太(3年)の存在も心強い。大学卒業を機に引退し、地元の福井県のテレビ局「福井放送」にアナウンサーとして就職する主将の田中悠登(4年)も万全の状態で備えており、復路にも人材がそろっている。
復路の選手層が最も厚いのは6位の国学院大。前田康弘監督(46)は「まずは復路優勝を目指します。その上で総合優勝もあきらめずに戦います」と懸命に前を向く。
シード権(10位以内)争いも激烈だ。10位の日体大と11位の東京国際大は31秒。さらに、東京国際大と3秒差に12位の中央学院大、6秒差の13位に順大が続く。
14位の帝京大まで往路成績の時差スタートになるが、15位の山梨学院大以降は往路優勝の青学大に10分以上離されたため、復路繰り上げスタートとなる。15位以下は、見えない相手と戦うことになり、より厳しい戦いを強いられる。
前々回11位の東京国際大、前回11位の東海大は翌年度の予選会で敗れた。10位と11位は天地の差がある。今回も大手町にゴールするまで、激しい戦いが繰り広げられる。(箱根駅伝担当・竹内 達朗)
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