【箱根駅伝】青学大、連覇へ王手！今春からアナウンサーの田中悠登主将が好走 復路で首位譲らないまま最終１０区へ

９区、力走する青学大・田中悠登（カメラ・小林　泰斗）

◇第１０１回東京箱根間往復大学駅伝競走復路（３日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート～東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール＝５区間１０９・６キロ）

　９区は、往路トップの青学大・田中悠登主将（４年）が１時間８分４１秒で首位をキープし、１０区の小河原陽琉（ひかる・１年）にタスキをつないだ。

　田中は２位・駒大と１分５６秒差でスタート。７・８ｋｍ地点の権太坂では、区間記録ペースから４秒遅れるのみの２２分１９秒で快走。２位の駒大・村上響（２年）との差を２分２１秒に広げ、爽やかな笑顔で２３・１ｋｍを駆け抜けた。

　８区では塩出翔太（３年）が１時間４分１５秒で区間賞を獲得。インタビューでは田中に対し、「本当にこの１年間苦しんできたんですけど、頼もしいキャプテンで絶対走ってくれる」とエールを送った。

　大学卒業後、地元の福井県のテレビ局「福井放送」にアナウンサーとして就職する主将。「引退レース」で、新時代を担うルーキー・小河原に総合優勝の夢を託した。

　青学大は２日、５時間２０分１秒で２年連続７度目の往路優勝を果たし、２年連続８度目の総合優勝へ王手。２位でタスキを受け取った５区・若林宏樹（４年）が区間新記録の激走で中大を逆転した。