【箱根駅伝】順大10区・古川達也「謝って楽になろうとは思っていない」わずか7秒シード届かず涙 …歴代4位の僅差
スポーツ報知 / 2025年1月3日 15時55分
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走 復路 (3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)
予選会を1秒差のギリギリで通過した順大が、10時間55分5秒の総合11位となり、10位以内に与えられる来年のシード権を逃した。10位の帝京大との差はわずか7秒。11年(国学院大と城西大)の3秒、93年(順大と日体大)の4秒、61年(順大と国士舘大)の5秒に続く、歴代4位タイの僅差での争いに敗れた。
10区の古川達也(2年)はゴール後、仲間の胸で泣き崩れた。数十分後の取材でも声を震わせながら「悔しい。勝てるチャンスが回ってきたのにも関わらず、自分のところで逃してしまった」と悔いた。ただ、力は出し切った。「自分としてはやり切ったけど、1年間を通してもっとやれることがあったんじゃないか…。目標を達成できなくて悔しい。でも僕も全力でやったので、謝るのは違うと思うし、謝って楽になろうとは思っていない」と話した。
シード圏外の往路13位から復路で巻き返しを誓って出た。6区・林龍正(2年)の走りで11位まで迫ると、7区の吉岡大翔(2年)が区間2位タイの走りで圏内の8位に浮上したが、9区の石岡大侑(3年)が10位に順位を落とした。
10位で出た10区の古川は、6キロ手前まで東洋大、東京国際大と暫定9位で並走。中盤には帝京大に追いつき、東洋大、東京国際大と4大学でデットヒート。残り約1キロを切ったところでスパートをかけた東京国際大、それに続いた帝京大、東洋大についていけなかった。「残り5キロぐらいから仕掛けようと思っていたが、向かい風が強かった。(最後は)誰か出ると思っていた中、後ろから(東京国際大が)来て、切り替えたけど、スピード負け」と振り返った。その上で「ラストの競り合いまでもつれたのが、僕の敗因。覚悟を持って行ききれなかった」と肩を落とした。
23年は5位に入るも、昨年の100回大会は17位でシード落ち。10月の予選会では、11時間1分25秒の10位ギリギリで通過し、14年連続66回目の出場を決めた。予選会11位の東農大とは、06年予選会の国士舘大と拓大に並ぶ歴代最小差の1秒差だった。予選会からはい上がった伝統のなす紺のユニホームだったが、最後は僅差で涙をのんだ。
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