【箱根駅伝】「1秒に救われ、7秒の悔しさ」順大・長門監督は涙 予選会1秒差ギリギリ出場 歴代4位の僅差でシード逃す
スポーツ報知 / 2025年1月3日 16時32分
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)
予選会をギリギリの1秒差で通過した順大が、10時間55分5秒の総合11位となり、10位以内に与えられる来年のシード権を逃した。10位の帝京大との差はわずか7秒。2011年(国学院大と城西大)の3秒、1993年(順大と日体大)の4秒、61年(順大と国士舘大)の5秒に続く、歴代4位タイの僅差での争いに敗れた。
10月の予選会では、10位ギリギリで通過し、14年連続66回目の出場を決めた。予選会11位の東農大とは、06年予選会の国士舘大と拓大に並ぶ歴代最小の1秒差だった。往路13位から巻き返した復路は、わずか7秒の差で目標とする2年ぶりのシードに届かず。長門俊介監督は「悔しいですね、悔しい…悔しい」と繰り返した。目に涙を浮かべ「ここまで来たからにはシードを取りたかったし、シードを取るためにやっていました。ただ、予選会からのことを考えると、学生たちはよくやってくれた」とたたえた。
シード圏外の往路13位から復路で巻き返しを誓った。6区・林龍正(2年)の走りで11位まで迫ると、7区の吉岡大翔(2年)が区間2位タイの走りで圏内の8位に浮上したが、9区の石岡大侑(3年)が10位に順位を落とした。
10区の古川は、6キロ手前まで東洋大、東京国際大と暫定9位で並走。中盤には帝京大に追いつき、東洋大、東京国際大と4大学でデットヒート。指揮官が「ラストにつれて、絞り出していけ!」と声を張ったが、向かい風が“逃げ切る”状況をつくらない。最後までもつれ、残り約1キロを切ったところでスパートをかけた東京国際大、続いた帝京大、東洋大についていけなかった。同監督は「古川も状態は悪くなかった。あの状況では、誰も行ききれない。最後のたたき合いのところには、ほんのちょっと分がなかった」と振り返り「彼の責任ではない。そういう状況になったのも、一人、一人のつながりの部分なので」と話した。
一時、シード圏内の8位まで押し上げた7区の吉岡大翔(2年)をはじめ、2、3年生が懸命に追い上げた。長門監督は「昨年から見たらチームとしてはすごく上向いているので、継続していきたい。(予選会は)1秒で救われたこと、(本戦は)7秒の悔しさ。これを彼らは絶対に胸に秘めて、トレーニングを積んでくれると思うので、本当に1秒、1秒大切にやっていきたい」と、リベンジを誓った。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【箱根駅伝】順大、歴代4位タイの僅差でシード獲得ならずも「未来につながる」名門復活の予感
スポーツ報知 / 2025年1月4日 5時45分
-
シード3枠、4校が競り合いゴール前で決着…東京国際大・東洋大・帝京大が滑り込む
読売新聞 / 2025年1月3日 23時4分
-
【箱根駅伝】順大10区・古川達也「謝って楽になろうとは思っていない」わずか7秒シード届かず涙 …歴代4位の僅差
スポーツ報知 / 2025年1月3日 15時55分
-
【箱根駅伝】順大、無念… わずか7秒差でシード落ち 長門監督「ここまで来ただけに悔しい」
スポニチアネックス / 2025年1月3日 15時23分
-
【箱根駅伝】順大が2年ぶりシード届かず 残り約1キロで力尽き… 予選会では1秒差で出場権つかむも
スポーツ報知 / 2025年1月3日 14時0分
ランキング
-
1松山英樹の優勝直後に米生放送で“事故” 放送禁止用語に司会「失言あった」「聴取受けるだろう」
THE ANSWER / 2025年1月6日 13時33分
-
2高梨沙羅がスキー板の長さ違反で失格に 22年北京五輪ではスーツ違反で悪夢 ジャンプW杯女子個人第9戦
スポニチアネックス / 2025年1月7日 0時47分
-
3楽天・石井一久GM復帰発表でさっそく大炎上!《呆れる》《愛想が尽きる》《誰も望んでない》と非難轟々
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月6日 17時55分
-
4松山英樹Vの裏で…痛恨の勘違いで5200万円逸 誤球で2打罰、米メディア指摘「大きな代償払った」
THE ANSWER / 2025年1月6日 21時3分
-
5打って走れる24歳に現ドラで新戦力 結婚で心機一転、健在示す34歳…ハムの激戦ポジション
Full-Count / 2025年1月6日 15時48分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください