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【箱根駅伝】城西大6位 2年ぶり出走の9区・桜井優我が区間賞「次は往路で勝負できるように」

スポーツ報知 / 2025年1月4日 5時50分

並んで走る城西大9区・桜井(左)と中大・吉中(カメラ・佐々木 清勝)

◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 前回3位の城西大は総合6位で箱根路を終えた。2年ぶりに出走した9区の桜井優我(ゆうが、3年)が1時間8分27秒で区間賞を獲得。残り3キロの20キロ付近で櫛部静二監督(53)から「区間賞ペースでいってるぞ。もう少し頑張ったら本当にいける」と励まされ「きつかったけど、ペースを落とさずに走れた」と胸を張った。9区で1つ順位を上げ、3大会連続のシード確保と力を示した。

 桜井は前回、大会直前に肺に気胸を患い入院。「人生で一番悔しくて、夢に出てきた。次こそはやってやろう」。だが、体のバランスが崩れた影響から両アキレス腱(けん)のけがにも見舞われ、ようやく走れるようになったのは昨年7月。「人一倍、練習をやらないと。自分が練習から引っ張って、箱根でしっかりと悔しさを晴らそう」。懸命に調整を重ね、この日は思いを乗せて走った。勲章、そして自信を手にし、1年後へ「次は往路で勝負できるように頑張りたい」と力を込めた。(岩原 正幸)

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