清水エスパルス 西原源樹&小竹知恩 中盤担う18歳のホープ2人が語り合った夢とは…新春インタビュー
スポーツ報知 / 2025年1月4日 6時0分
今季J1に復帰する清水エスパルスのMF西原源樹(18)、MF小竹知恩(18)が「しずおか報知」の“新春ダブルインタビュー”に応じて意気込みを語った。共に清水ユース出身。西原は昨季途中に高校生ながらプロ契約し、クラブの最年少得点記録を更新するなど16試合2得点。小竹は今季から昇格する。クラブの未来を背負うホープ2人が夢を語り合った。
(取材・構成=武藤 瑞基)
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―昨季を振り返って。
西原(以下西)「おととしと生活がガラッと変わった。サッカー漬け、サッカーのために生活するようになりました」
小竹(以下小)「自分としては高校最後のシーズン。トップにもしっかり食い込んでいきたい気持ちで取り組みました」
―西原選手は開幕前に猛アピールしてプロ契約。仙台戦でクラブ最年少得点となる初ゴールも決めました。
西「(プロ初ゴールは)受けた時から冷静に狙えた。記録はうれしいけどそこで終わってはいけない。今年はもっと数字にこだわります」
―小竹選手は高2、高3とルヴァン杯に出場。
小「大勢の観客、雰囲気は味わったことがない経験。自分としても手応えを感じてプロを意識するきっかけになりました」
―今季アピールしたいことは?
西「自分はドリブルが持ち味。そこを出していかなければピッチに立っている意味がない。ボール持ったら仕掛けます」
小「自分もスピードを生かしたドリブルが一番の武器なので、そこをしっかり試合で出す。ゴール、アシストという目に見える結果を求めていきます」
―マッチアップしてみたい相手は?
西「神戸の酒井高徳選手です。代表にいた方ですし、どんな守備をしてくるのかワクワクします」
小「自分は自チームなんですけど、吉田豊さん。今まで経験してきた中で『これは抜けないな』と感じた。間合い、体が当たった時の強さは衝撃でした。練習から豊さんに1対1でチャレンジして、あの人を抜けるようになったら自信になると思う」
―お互いのことはどう見ている?
西「同じポジションでしかも同じタイプ。本当にライバルです」
小「源樹が言った通り、スピードを生かしたプレーというところは似ている。昨季は源樹の活躍を見て自分が一番悔しかった。今までは学校も同じで日常生活も一緒にいることが多かったですが、今年は絶対に負けたくないです」
―共に県外出身。静岡に来て良かった所は?
小「静岡は本当にエスパルスのファンの方が多く街中がオレンジ。トップ昇格が決まった時も、声をかけてもらえてうれしかった。あとシンプルにご飯がおいしい(笑)。自分たちの出身地は海がない。海鮮はこちらに来て食べる機会が増えましたし(ファミリーレストランの)さわやかもおいしい」
西「たとえばお店でもユニホームを飾ってくれていたり、試合の日はみんなでアイスタにオレンジのユニホームで向かう。この町はエスパルスって感じです」
―アイスタの印象は?
西「選手としてピッチに入ってみて、やっぱりみんなに見られているので緊張します(笑)」
小「自分は中学2年生の時にアイスタでC大阪戦を見たんですけど、ヘナト・アウグスト選手のバイシクル(シュート)に衝撃を受けた。アイスタは芝もきれいでプレーしやすいし、早く立ちたいです」
―今後の目標は?
西「去年より多く試合に出ること。U―20日本代表にも選ばれたいです。まずはエスパルスで主力に成長してそこから海外にステップアップ。最終的には(フル)代表にいきたいです」
小「源樹が言った通り、(今年開催予定のU―20)W杯は1個上の世代ですけど、五輪につながるので(代表を)狙いたい。まずはエスパルスで活躍するのはもちろんなんですけど、やっぱり海外に早く行きたい気持ちが強いし、将来はA代表でW杯に出るのが目標です」
◆西原 源樹(にしはら・もとき)2006年12月16日、群馬県生まれ。18歳。小学1年時にファナティコスでサッカーを始め、清水ジュニアユースを経て同ユースに昇格。22年にU―16、23年にU―17日本代表に選出。昨年2月、清水で2種登録、同6月にプロ契約。180センチ、70キロ。家族は両親と兄、姉。
◆小竹 知恩(こたけ・しおん)2006年4月14日、栃木・佐野市生まれ。18歳。FEアトレチコ佐野、プログレッソ佐野FCを経て清水ユースに入団。U―17などで年代別日本代表を経験。23年と24年に清水で2種登録。180センチ、76キロ。家族は母、兄。
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