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【ラグビー】トヨタ・姫野和樹主将「下を向いている暇はない」開幕白星飾れず東京SGと同点…リーグワン

スポーツ報知 / 2025年1月4日 19時51分

試合後の会見に出席したトヨタの主将・姫野和樹(カメラ・宮下京香)

◆ラグビー ▽リーグワン第3節 東京SG30―30トヨタ(4日・味の素スタジアム)

 開幕2連敗と出遅れていたリーグ10位の東京SG(旧サントリー)と、同11位のトヨタの一戦は30―30の引き分けとなった。トヨタのNO8姫野和樹主将は「勝ちきれなかった。結果はハッピーではないが、ゲームの内容を見ると、1週間準備してきたことや、自分たちがやりたいラグビーは随所に見られた。下を向く暇がないと思います」と、表情を変えず、冷静に話した。

 前半を6点ビハインドで折り返し、迎えた後半5分。敵陣22メートル内に攻め込み、姫野がノールックで背後にパス。走り込んだSHのA・スミスが受けてトライ。今季加入したSO松田力也がコンバージョンを決めて15―14と一時逆転。25―30の同37分には途中出場のBKマット・マッガーンのトライで同点に。30―30から松田の約15メートルのコンバージョンが外れた。松田は「勝てるゲームを落としたという思いもあるし、それにつながる僕のプレーもあって、すごく責任を感じている」と悔やんだ。

 だが、最後までストラクチャーから素早い攻め、勝ちたい思いから「頑張りすぎる」場面では、リーダー陣の姫野、松田が「落ち着こう」と声をかけ、冷静な判断を貫いた。今季初白星はお預けとなったが、まさかの開幕“2連敗”とは内容が違った。「この3戦で形は見えてきたし、レベルアップできている手応えはある。メンタルは1週間を通してすごく自信を持てた」と松田は語り、進むべき道は見えた。

 今季は開幕前に日本代表の松田、CTBニコラス・マクカラン、スコットランド代表経験もあるリッチー・グレイらを補強し、期待も高まっていた。次節は、11日にBR東京(旧リコー、岐阜)と対戦する。「前に進むしかない」と松田。待望の初白星へ気持ちを切らさず、挑み続ける。

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