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【阪神】藤川球児監督、星野仙一元監督の命日に“闘将イズム”の継承を誓った

スポーツ報知 / 2025年1月5日 5時0分

藤川球児投手(左端)と星野仙一監督(左から3人目)(2003年4月11日撮影)

 阪神・藤川球児監督(44)が4日、2018年に他界した星野仙一元監督(享年70)の命日に“闘将イズム”の継承を誓った。大阪市内でのトークショー後に、4年連続最下位のチームを02年から指揮し、03年に18年ぶりリーグVに導いた恩師の偉大さを回顧。「本当に心優しくて強かった。僕が選手に強めのメッセージを出している時は星野さんの教え、考えがあると思ってもらえたら」と言葉をかみしめた。

 自身がブレイクする前に出会った指揮官からは多くのことを学び、自叙伝まで読んだ。「人情味があった」選手への接し方やメディアとの距離感は今に生かされている。この日は早速、強烈なメッセージとして中軸の大山と佐藤輝に春季キャンプでの猛特訓を予告した。

 「大山には伝えているし、佐藤も若い。僕は練習量を主力選手に求める。若手が練習する時間がないっていうぐらい練習してもらいたい。1年間もたすためだし、一塁、三塁は足を動かさないポジションなんで、2月にしっかりやることが重要」。評論家時代の常勝ソフトバンクのキャンプ視察で「主になる選手が一番練習するというのが絶対」とヒントを得て、キーマン2人に「主力の自覚」を求めた。

 青年監督には名将のエキスがたっぷりと染み込んでいる。「黙って見過ごそうって時は岡田前監督、組織のことを考える時は野村監督が頭に出てくる。キャンプインや開幕が近づいてきたり、メッセージを残さないといけない時は星野さんが、ものすごく大きい。勝つことがテーマなんで」。闘将らレジェンドの系譜を受け継ぎ、就任1年目から頂点を狙う。(小松 真也)

 ◆藤川監督に聞く

 ―お正月らしいことは

 「家族と初詣に。新しく家族も増えたので。新人のワンちゃんが」

 ――犬種は

 「ゴールデン(レトリバー)ですね。サンという名前です。太陽のような明るさと、クリスマスに来たのでサンタのサンを取って。もう1匹のフレンチ(ブルドッグ)はベテランなので、新しく弟子を迎えて楽しみ」

 ―昨年末に先発候補のデュプランティエらを獲得

 「効果的な投手だと思って、ちゃんとプランがあって取っています。(狙いは)言わない(笑)」

 ―(自ら)

 「この前に平等と公平が違うってことを教えていただいて。(例えば)パワーがある人がしんどくなるのが公平」

 ―監督としては

 「当然、公平です。公平が一流を生むと思う。公平っていうのが頼りがいもあるし、それが期待なんでね。面白いなと思って」

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