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【高校ラグビー】父が大工大高時代に花園Vの常翔学園NO8「同じメダルが欲しい」東海大大阪仰星との大阪決戦制し勢い乗る

スポーツ報知 / 2025年1月5日 6時0分

東海大大阪仰星戦に向け、軽めの練習をこなした常翔学園・井本章介(カメラ・朝田 秀司)

 全国高校ラグビー大会は5日、準決勝2試合が花園で行われる。4校は4日、関西圏内で調整した。常翔学園(大阪第3)は東海大大阪仰星(大阪第2)との“大阪ダービー”に臨む。NO8井本章介主将(3年)は、大工大高時代の1995年度に優勝したOBで父の和樹さん(46)に肩を並べると誓った。

 常翔学園の井本主将は大きな背中を追いかける。父・和樹さんは大工大高2年時に花園で優勝、レギュラーのSOだった3年時は4強入りした。「父と同じメダルが欲しい。毎試合、見に来ている。優勝したい」と、父子でのVを見据えた。

 東海大大阪仰星は実家近くにある。「小さいときから好きだった」という憧れの存在だった。だが、父の影響や中学で戦術を学んだ結果、「常翔のラグビーが面白くて、自分に合っている」と、父の母校に進むことを決意。「仰星を倒したい気持ちは誰よりもある」と、闘志をあらわにした。

 昨年5月の大阪総体では、東海大大阪仰星に15―22で敗れた。スクラムの大切さに気づかされ、6月から毎日組み合い「相手の芯に当たる感覚をつかんだ」と井本。3回戦の天理戦では、ゴール前5メートルでPGを選択せず、スクラムからトライを決めるほどの武器となった。

 この日は大阪市内の同校グラウンドで約1時間、軽めに調整した。花園での大阪対決は1勝5敗と大きく負け越しているが、井本は「体の当て合い、気持ちで負けない」と雪辱を誓った。(森脇 瑠香)

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