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帝拳ジムのマネジャー・長野ハルさんが死去…老衰のため元日に99歳で

スポーツ報知 / 2025年1月5日 15時17分

帝拳ジムのマネジャー、長野ハルさん

 プロボクシング帝拳ジムは5日、マネジャーの長野ハルさんが1日、老衰のため亡くなったと発表した。99歳だった。

 同ジムのホームページによると、長野さんは病気療養中だったが、1日20時40分に老衰のため亡くなった。葬儀は故人の遺志により、近親者のみで家族葬にて行われるという。

 長野さんは1925年(大正14年)4月26日生まれ。次の誕生日で100歳を迎えるはずだった。ボクシングとの出会いは1948年。23歳の時、本田明彦会長の父で先代会長の故・明会長の秘書となり、その後マネジャーとしてジムを支えた。選手育成にも尽力し、大場政夫(故人)をジム初の世界王者となるWBA世界フライ級王者に育て上げた。浜田剛史、山中慎介、村田諒太をはじめ、昨年10月にWBO世界ライトフライ級王者となった岩田翔吉まで帝拳ジムに所属した世界チャンピオンは17人。増田陸ら日本王者、那須川天心ら地域王者など数多くの名選手を育てることにも尽力してきた。

 ここ数年は体調を崩すこともあり、昨年には足を骨折して入院。それでも、体調を見ながらジムに足を運んで仕事にいそしんだ。90歳を超えてからも、練習を見ながら気がついたことがあると選手にアドバイスを送った。時には母親のように優しく見守り、まさに“日本ボクシング界の母”として親しまれた。

 長野さんの訃報(ふほう)は海外にも伝わり、主要4団体の一つ、WBCのマウリシオ・スライマン会長は自身のインスタグラムで「長野さんが亡くなられたと知り、深い悲しみとともにあります。(中略)彼女は帝拳プロモーション・ジムの管理をし、ボクシングのために命を捧げ、最も愛され、思いやりのあるひとでした。人生で最も大切な人を亡くされた本田氏に心からお悔やみ申し上げます」などとつづり「彼女の記憶は永遠に残るでしょう。安らかにお眠りください」と悼んだ。

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