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「変化球にフォーカス」先発期待の巨人・伊藤優輔、大谷も利用の最先端トレーニングラボを経験

スポーツ報知 / 2025年1月6日 5時20分

変化球に磨きをかける伊藤優輔(カメラ・今成 良輔)

 巨人の伊藤優輔投手(27)が5日、ドジャース・大谷らが利用する世界最先端の科学トレーニングラボ「ドライブライン」を体験したことを明かした。同ラボのスタッフが昨年12月に来日したことに合わせ、球団の勧めもあって神奈川県内で2日間体験。4年目の昨季1軍デビューし、今季は先発に挑戦する右腕は「変化球にフォーカスしてデータを見ることはシーズン中だとできない。いい経験になった」と振り返った。

 現地では、投球のデータや映像をその場で確認。今オフの課題であるフォークだけでなく、スライダーにも改良のヒントを得た。フォークはリリース時に人さし指に力をかけるイメージでサイドスピンをかけるように改良。「落ち方も安定して落差も大きくなる。スライダーも握りを変えた。今まで縦系だったので、それを横(の変化)に近づけた」と手応えを深めた。

 昨季は中継ぎで8試合に登板し、0勝0敗1ホールド、防御率1・04。昨年11月の秋季練習中に阿部監督から「最初は先発でいくよ」と伝えられており、投球の幅を広げることにも今回の体験は生きてくるはずだ。「最初は先発ですけど、先発じゃないにしても自分の役割を見つけ出していって、勝ちに貢献できるようなポジションで投げられれば」。さらに進化した姿でシーズンを迎えるため、鍛錬の冬を過ごす。(小島 和之)

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