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帝拳ジム内を走る99歳 長野ハルさんは本当にすごい人

スポーツ報知 / 2025年1月6日 6時20分

長野ハルさん

 プロボクシングの帝拳ジムのマネジャーとして長年、運営や選手育成などに貢献してきた長野ハルさんが1日午後8時40分、老衰のため99歳で死去した。80年近くにわたって名門ジムを支え、元WBA世界フライ級王者・大場政夫(故人)ら多くの名選手から慕われた“日本ボクシング界の母”とも言える存在だった。

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 昨年4月、長野さんの99歳の誕生日祝いで帝拳ジムに伺った。本田明彦会長もいて、私と2人で体の不調を嘆き合った。会長が「膝が痛くて車の運転がきつい」と話すと、長野さんは「そうなの。私はこうよ」とジム内を走った。99歳まで現役のマネジャーとして日本最古のジムを仕切ってきた。目も耳も頭の回転も驚くほどだった。

 戦前父親が韓国・大邱の裁判官だったことから大邱で育った。1982年WBC世界ジュニアバンタム級(現Sフライ級)戦に石井幸喜が挑戦した時、長野さんは戦後初めて大邱を訪れた。取材の私と2人で足が棒になるまで市内を歩き回り、かつての住まいなどを見たことを思い出す。

 長野ハルさん。本当にすごい人でした。(1979~1990年ボクシング担当・仁平 洋)

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