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箱根連覇の青学大V旅行は…ベネチア?ハワイ?国内外6候補 原晋監督「今季もプレゼント」4年生選手&スタッフ12人に

スポーツ報知 / 2025年1月6日 5時30分

青学大・原晋監督

 第101回箱根駅伝(2、3日)で2年連続8度目の総合優勝を飾った青学大の原晋監督(57)が5日、9区2位の田中悠登主将、4区区間賞の太田蒼生ら4年生の選手、マネジャーら12人に卒業旅行をプレゼントすることを明かした。現在、片桐悠人主務を中心に行き先を検討中。イタリア・ベネチア、米ハワイのほか、国内の沖縄・宮古島や関東近郊の温泉などが候補に挙がっているという。直近11年で8回も箱根路を制して“売れっ子タレント”となった指揮官は今季も太っ腹なプレゼントを贈る。

 総合新記録の10時間41分19秒で箱根駅伝を連覇し、記録にも記憶にも残る活躍をした青学大の4年生に大きなご褒美が待っていた。原監督がこの日、「学生スポーツは4年生が主役。今季の4年生もよく頑張ってくれました。卒業旅行をプレゼントします」と笑顔で明かした。

 箱根の戦いを終えた後、片桐主務を中心に日程と行き先を話し合っている。最初で最後の箱根駅伝で7区を駆けた白石光星はイタリアの“水の都”ベネチアを希望。そのほか、米ハワイ、グアム、沖縄の宮古島、石垣島が候補に挙がっているという。「関東近郊の温泉で高級旅館に宿泊したい、という声もあります。ただ、箱根は候補に挙がっていません」と片桐主務は楽しそうに話した。

 今季の4年生は選手8人、男子マネジャー2人、女子マネジャー2人の計12人。原監督は「プレゼントの予算額は、これまでの先輩たちと差をつけるわけにはいかないので同じ。今は円安だから海外はおすすめできないけど、どこに行くか自分たちで決めればいい」と話す。予算額については「まあ、それはご想像にお任せします」と笑った。

 青学大は箱根駅伝で初優勝した15年以降、11回で8回も優勝。原監督はテレビ出演や講演などの依頼が殺到する“売れっ子タレント”だ。その副収入の中から卒業旅行をプレゼントしてきた。原監督の妻で寮母の美穂さん(57)は、これまでの卒業生に「どこに行くか、より、誰と行くか、が大事だよ」と金言を授けてきた。

 4区で日本人最高タイムをたたき出し、その日に婚約発表、今後はプロランナーとして世界を目指す太田蒼生。9区区間2位で、地元・福井県のテレビ局「福井放送」にアナウンサーとして就職する田中悠登主将。進路はさまざまだ。卒業する直前、4年間の戦いを旅先で語り合い、次のステージに向かう。(竹内 達朗)

 ◆第101回箱根駅伝 往路(2日)は中大が5区途中まで首位を快走した。青学大は4区の太田蒼生(4年)が日本人最高タイムの区間賞で追い上げ、5区の若林宏樹(4年)が区間新記録の力走で中大を逆転し、2年連続7度目の往路Vを果たした。復路(3日)は6区の野村昭夢(4年)が初の56分台の区間新をマーク。復路も2位と堅実に走り、10時間41分19秒の新記録で2年連続8度目の総合優勝を飾った。今大会に向けて「あいたいね大作戦」を掲げた原監督は「300%大成功」と胸を張った。復路を新記録で優勝した駒大が総合2位。初優勝と3冠を狙った国学院大は総合3位だった。

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