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【ラグビー】SO松永拓朗「勝って学びがたくさん」BL東京はモウンガがメンバー外も開幕3連勝…リーグワン

スポーツ報知 / 2025年1月5日 22時12分

後半37分、コンバージョンゴールを決めるBL東京の松永拓朗(カメラ・頓所 美代子)

◆ラグビー ▽リーグワン第3節 BL東京 32―26 神戸(5日・味の素スタジアム)

 昨季王者のBL東京(旧東芝)が、神戸(旧神戸製鋼)を32―26で下し、開幕3連勝を飾った。対する神戸は今季2敗目(1勝)を喫した。ニュージーランド代表で、正司令塔のリッチー・モウンガが下半身の不良でメンバー外。今季初のSOで先発した松永拓朗が正面から約35メートルのPGを決めてゲームもメイク。1歳下の弟で神戸のWTB貫汰との兄弟対決も制した。

 大仕事を終え、ホッとした表情を浮かべた拓朗は「勝って学べるところがたくさんあった。いい経験になった」と充実の表情。昨年4月の神戸戦(40―40)でもSOで出場していたが「前回は急きょ。今回は準備してきて、この前の神戸戦から良いところは継続できているが、自分はまだ成長段階なので」と勝利にも満足はしていなかった。

 日本代表でもSOとFBを経験するが、今季リーグの開幕2戦はFBでの出場。この日は前半5分、ラインアウトから展開し、CTBセタ・タマニバルの先制トライを演出。PG2本、コンバージョン3本の計6本中5本のキックを成功させた。「リッチーに頼ってばかりだったけど、それをやっていたら自分が10番で入った時に苦労するなと改めて感じた。リッチーがいない分、自分で考えてやる、チャレンジだった」とうなずく。NO8リーチ・マイケル主将も「全く違和感なく、いつも通りできた」と背番号10をたたえていた。

 神戸のWTB貫汰もBL東京リードの後半38分にトライを挙げたが、今季初の兄弟対決は兄に軍配。拓朗は「兄弟対決で注目していただいていたけど、10番で入れば、その余裕が自分にはなかった」と苦笑いだったが、「(弟に)絶対に抜かれたくはないというのはありました。抜かれてSNSに(映像が)載るのも嫌ですし(笑)。そういう意味では意識するけど、考えすぎないようにはしています」と充実の表情だった。

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