Ｊ２藤枝が始動…新加入１４選手が会見…セネガル出身ＦＷチェク「昇格できるように、たくさん点を取りたい」

ランニングする藤枝ＦＷチェク

　Ｊ２藤枝ＭＹＦＣは目標のＪ１昇格に向けて５日、始動した。藤枝総合運動公園での約９０分間の全体練習の後、午後には新加入の１４選手が会見。セネガル出身で１８９センチ、８８キロのＦＷディアマンカ・センゴール・チェク（２３）は「昇格できるように、たくさん点を取りたい」と意気込んだ。

　子供の頃は陸上競技もやっていたというブルガリア１部リーグから完全移籍した大型ＦＷは「こう見えて運動量も豊富なんです」と自己紹介。高さを生かして前線でボールを収めるだけでなく、ハイプレスの先頭に立つことにも意欲を見せた。

　サッカー漫画「ブルーロック」や「鬼滅の刃」など日本のアニメにも幼い頃から親しむ。藤枝のＦＷ陣は、昨季チームトップの１６点を挙げた矢村健（２７）がＪ１新潟にレンタルバック。日本通の背番号２９が新たなエースとしてチームを押し上げる原動力になる。（里見　祐司）

　　〇…藤枝・須藤大輔監督（４７）はＪ２昇格３季目に向けて“超”攻撃的プレーをチーム方針に掲げた。最終ラインを上げてハイプレスをかけるスタイルは変えず、さらにショートカウンターに磨きをかける。「レベルの高い相手ばかり。超、超、超攻撃的なサッカーで立ち向かう。超×３ではなく、超の３乗です」と意気込んだ。昨年は相手のプレスに屈することも多かったが、「そこを断ち切れるメンタルの強い選手を選びました」と新加入の１４人を頼もしく見つめた。