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藤井聡太七冠がデビュー後9回目の年始で恒例行事「指し初め式」初体験! 師匠から“指導”も

スポーツ報知 / 2025年1月6日 15時31分

愛知・名古屋将棋対局場で初開催された年始行事「指し初め式」に、デビュー後初めて参加した藤井聡太七冠(左)と、師匠の杉本昌隆八段(中央)、齋藤裕也四段

 将棋の藤井聡太七冠=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=が6日、愛知県名古屋市の「名古屋将棋対局場」で開かれた「指し初め式」に、2016年12月のデビュー後、初めて参加した。

 指し初め式は棋士・女流棋士がスポンサーらと盤を挟む年始恒例の行事。東京・大阪では毎年行われているが、名古屋の対局場は藤井の地元・愛知に22年6月に開場し、今回が初めての開催。棋士5人、女流4人、関係者約40人が出席した。

 藤井の師匠で地元在住の杉本昌隆八段は「このような形で実現して、うれしく思っています。3年目を迎えた素晴らしい対局場。私たちにとって公式戦の対局場で非常に緊張感に包まれるときも多いのですが、指し初め式は本当に楽しいことしかありません」と、晴れやかにスピーチした。

 杉本が「皆様、私のあいさつよりも隣にいる人(の話)が聞きたいと思うので」とマイクを渡された藤井は「皆様、おめでとうございます」と新年のあいさつをした。

 藤井はデビュー戦以来、9回目の年始を迎えた。関西所属だが本拠の大阪まで指し初めに行く時間は、学生時代、またタイトルホルダーになってもなかなか取れなかった。「私はこれまで指し初め式の機会はなかったんですけど、今年はこの対局場で、このような形で開催していただき、初めて参加できました」と、未経験の仕事始めを新鮮に感じた様子。

 八冠から七冠に後退した昨年を振り返り「定跡の研究が深くなっていく中で、自分自身がどのような戦い方をしていくかを模索した1年だった。今年も新しいことに挑戦することを恐れず、実力を高めていけるようにしたい」と八冠復活の期待がかかる新年の決意を述べた。

 初体験の指し初め式は「新年の一局を皆様と楽しく指し終えることができれば」と語り、関係者は次々と藤井の相手となって数手ずつ指し合った後、藤井に激励の言葉を贈った。

 隣の盤に座っていた師匠・杉本が右横のまな弟子の盤上をちらりと見て「そちらは激しい戦いですね」と聞くと「はい、結構」と藤井。杉本は「(対局を)終わらせないのが(指し初めの)いいところです」と最強棋士に優しく“指導”していた。

 藤井の25年の始動戦は8日、東京の新・将棋会館での叡王戦本戦トーナメント1回戦・増田康宏八段戦。増田は2月2日に開幕する棋王戦五番勝負の挑戦者で、これが前哨戦となる。叡王は藤井が昨年失ったタイトルで、伊藤匠叡王への挑戦に向けても負けられない一戦だ。(筒井 政也)

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