藤原紀香が「おむすび」に管理栄養士役で朝ドラ初出演「縁の下の力持ち的存在に光栄」

NHK朝の連続テレビ小説「おむすび」に管理栄養士役で出演する藤原紀香（C)NHK　

　女優の藤原紀香が、橋本環奈がヒロインを務めるＮＨＫ連続テレビ小説「おむすび」（月～土曜・前８時）に出演することが６日、同局から発表された。

　主人公・結（橋本）が入院した病院で、気さくな態度と的確な判断で、患者に合わせた食事を提供する管理栄養士役で、結の今後に大きな影響を及ぼす人物。朝ドラ初出演を果たす藤原は神戸の大学時代からの親友が管理栄養士をしており、仕事の内容や苦労などについて認識していることを明かし「病院や会社、そして個人に寄り添う縁の下の力持ち的存在でその活躍があまり認知されていない職業なのかもと思っていたので、このお役をいただいたことはとても光栄です」と同局を通じてコメントした。

　演じる西条は、患者一人一人に対して最善を尽くしたいという思いがひときわ強い人で、長年の経験を経て人の痛みも分かる度量の深い女性。「患者さんに対して分け隔てなく、壁を作らず、あっけらかんと、自然にコミュニケーションをとります。その言葉選びやスイッチの切り替えが面白い人」と分析した。一方で仕事以外では割とずぼらなところがある、という西条のキャラクター設定に「実は私も、完璧！と思っていることもかなり抜けているところがあるので、ドジなところは似ているなと思いますね（笑）」と共感した。

　すでに撮影に入っており、橋本については「その力強い眼差しに芯の強さを感じます。結との初シーンでは、体調が悪くて食べられないことへの不安や葛藤がひしひしとその瞳から伝わってきて、気づけば自身も自然に西条として結に接していました」と絶賛した。西条は結に、“管理栄養士は命を支える仕事”であるということを示し、結がこの職業を目指そうと思いを固めるきっかけとなるキーパーソンの役目。藤原は「見ている方に西条の奥に秘めたその情熱が伝われば、と心を込めてつとめました」とアピールした。