武田梨奈 １０年目「ワカコ酒」目標は「海外ロケ」 「ぷしゅー」の裏話も

ビールジョッキ型のパネルを手に笑顔の武田梨奈

　女優の武田梨奈が６日、都内で自身が主演するＢＳテレ東の人気ドラマのシリーズ最新作「ワカコ酒　Ｓｅａｓｏｎ８」（水曜・深夜０時）の取材会に出席した。

　累計３２０万部（紙・電子合計）を超える新久千映氏の漫画が原作。「酒呑みの舌」を持って生まれた２６歳のＯＬ・村崎ワカコが、さまざまな酒場をさすらい、女ひとり酒を堪能するストーリーで、ワカコが酒を飲み、至福の瞬間を迎えた時に思わず口から漏れる「ぷしゅー」の吐息が“決めぜりふ”として知られる。

　スペシャル版を含めると今作が９作目で、放送開始から１０年となり「ワカコと共に成長させていただいた。自分の年齢だとあまりなじみのない場所もあるけど、作品を通じていろんな発見が見つけられた」と感謝。一方で演じるワカコは２６歳の設定に対して、武田は３３歳。「毎回年を重ねるにつれてプレッシャーがある」「なかなか体重が落ちにくい」と苦悩も明かした。

　見どころには「一番最初の『ぷしゅー』を全身全霊込めてやったので、見てほしい」。作中で持ち歩く会社カバンに常備するドーナツやお煎餅などの口が渇く食べ物が秘策というが「スタッフは私がただ食いしん坊だと思ってる」と苦笑いだった。

　今後の目標は「海外ロケ」と「Ｓｅａｓｏｎ１０までの放送」。韓国などアジア諸国でも放送されており「ロケをして、交流を深めたい」と候補に挙げた。武田自身も海外旅行が好きで「屋台にも飲みに行く」と告白。「絵もおもしろいし、妄想がふくらむ」と心を躍らせた。

　「代表作」とも表現する本作の放送を前に「（他の作品の）共演者から『ゲストに呼んでよ』と言われることが多く、輪が大きくなったことを実感します。これからも広めて行ければ」と意気込んだ。