【西武】ドラフト４位・林冠臣は「くま」＆父から贈られた財布を持ち入寮「開幕スタメンを勝ち取れるように」

愛用の枕を持参した林冠臣（カメラ・宮崎　亮太）

　西武のドラフト４位、林冠臣（りん・くぁんちぇん）外野手＝日本経大＝が６日、埼玉・所沢市の若獅子寮に入寮した。

　入寮に際し持参したのは、「くま」と呼んでいる丸くてもちもちした素材のリラックマのぬいぐるみ。普段は枕として使っているという。「（キャラクター名は）分からないです」と困惑顔を浮かべたが、「大学の１番仲のいい友だち」とクレーンゲームで取った思い出の品だ。

　１２月３０日に誕生日を迎えた林。誕生日プレゼントは「何もいらない」と父親に言うと「高いぞ。大事に使え」と財布を贈られた。こちらもしっかりとポケットにしまい、「体だけは気をつけて」と案じてくれた家族の思いも背負って埼玉の地に足を踏み入れた。

　台湾出身の大型ルーキーは１９５センチ、１０５キロの恵まれた体格を生かした長打力が魅力。西口監督は春季キャンプの１軍入りも示唆しており、「開幕スタメンを勝ち取れるように頑張りたい。全力で頑張ります」と力強く意気込んだ。