伊藤有希が日本勢最高１０位 高梨沙羅は２回目にスキーの規定違反で３０位…スキージャンプ女子

◆ノルディックスキー・ジャンプ女子▽Ｗ杯フィラハ大会　個人第１０戦　ヒルサイズ＝ＨＳ９８メートル（６日、オーストリア・フィラハ）

　個人第１０戦が行われ、伊藤有希（土屋ホーム）が９２・５メートル、８８・５メートルを飛び、合計２１６・５点で日本勢最高の１０位だった。ベテランのエバ・ピンケルニッヒ（オーストリア）が９５・５メートル、９７・０メートルをそろえ、合計２４４・１点で優勝した。

　丸山希（北野建設）は９４・０メートル、８４・０メートルと伸ばせず、合計２１４・３点で１１位。勢藤優花（オカモトグループ）は９０・５メートル、７９・５メートルの合計２１０・５点で１２位。２０歳の一戸くる実（ＣＨＩＮＴＡＩスキーク）は８４・５メートル、８３・５メートルの合計１８７・４点で２５位だった。

　Ｗ杯通算６３勝の高梨沙羅（クラレ）は、１回目に８７・５メートルで１５位につけたが、２回目にスキーの長さの規定違反で失格となった。２回目は空中で上体をキープし、テレマーク（着地姿勢）も入って両拳を握った。飛距離も９４・０メートルをマークし、高梨が２回目を終えた時点で暫定トップに立っていた。