【春高バレー】共栄学園が８強入り 秋本美空主将がけん引 １８４センチ、母はロンドン五輪銅メダル・大友愛さん

試合前調整する共栄学園・秋本美空　（カメラ・頓所美代子）

◆バレーボール　◇全日本高校選手権　第３日　女子子３回戦　共栄学園　２―０　古川学園　（７日、東京体育館）

　２００５年度大会以来、３度目の優勝を目指す共栄学園（東京）が、２年前の覇者・古川学園（宮城）を２―０で下し、８強入りを果たした。共栄学園は、元女子日本代表の大友愛さんの長女で主将の秋本美空（３年）が長身１８４センチの高さを生かし、強打とブロックタッチを狙う多彩なスパイクでけん引。対する古川学園は１、２年生が主体のチーム。２年生の中山瑠奈らのスパイクで粘りを見せたが、力尽きた。

　２０１２年ロンドン五輪銅メダリストの愛さんを母に持つ共栄学園のエース・秋本は、長身１８４センチの世代屈指のアタッカー。１年時に春高バレーでベスト８。２年時の前回大会は、相手の徹底マークに遭い、初戦で姿を消した。３年時は主将としてチームを引っ張り、最後の「春高」で同校の０５年度以来の日本一を目指す。

　共栄学園は午後に開始予定の準々決勝に進み、東九州龍谷（大分）と対戦する。

　◆秋本　美空（あきもと・みく）２００６年８月１８日、神奈川県出身。１８歳。元日本代表の母・大友愛さんの影響で、小２で競技を始める。共栄学園中３年時に全日本中学生選抜認定選手。共栄学園高１年時の２２年にＵ―１８アジア選手権優勝。２３年に１６歳で日本代表候補に初登録。２４年Ｕ―２０アジア選手権銀メダル。父は元柔道男子７３キロ級世界王者の秋本啓之さん、母は愛さん。身長１８４センチ、最高到達点は３０１センチ。