【JRA賞】ドウデュースが初の年度代表馬選出 現役ラストイヤーに天皇賞・秋とジャパンCを連勝
スポーツ報知 / 2025年1月7日 15時10分
JRAは1月7日、2024年度のJRA賞を発表した。年度代表馬にはドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が選ばれた(年齢、所属は2024年時点の表記)。投票総数256票のうち236票を獲得した。同馬は最優秀4歳以上牡馬にも満票で選出された。授賞式は1月27日に行われる。
2024年は昨年、現地で出走取り消しになったドバイ・ターフへ再び遠征したが、スムーズさを欠く競馬で5着。2年越しの悲願はならなかった。続く宝塚記念も6着と1番人気を裏切る形になった。
その後、年内での引退が発表され、ラストシーズンとなった秋に高い能力が覚醒する。天皇賞・秋ではスローペースの中で後方2番手から大外を回しつつ、一気の差し切り勝ちで鮮やかに復活。海外からの強豪が多く参戦したジャパンCもスローとなり、道中では行きたがる場面もありながら、最後は外から馬群をのみ込み、国内最強を印象づけた。
ラストランの予定だった有馬記念はファン投票で歴代最多を大きく上回る47万8415票を獲得。しかし、レース2日前に右前肢ハ行を発症したために出走取り消し。数々のドラマに彩られた競走馬生活は突然の形で幕を閉じることになった。
現在は北海道安平町の社台スタリオンステーションへ移動しており、今春からは種牡馬としての活躍が期待されている。
(株)キーファーズ・松島正昭氏(ドウデュース)「大変名誉なことでありがたいです。関係者の皆様にも感謝の一言です。馬主をやっていてなかなかないことですので、改めて感謝いたします」
友道康夫調教師(ドウデュース)「この素晴らしいJRA賞をいただけたのは、皆さまの応援のおかげだと思っています。預けていただいた松島オーナーをはじめ、武豊騎手、ノーザンファームの関係者の皆様、そして何よりドウデュースに感謝したいと思います。これから種牡馬としての生活が待っているので、競走馬時代以上に頑張れるように応援しています。長く種牡馬として、活躍してほしいです」
武豊騎手(ドウデュース)「昨年、天皇賞(秋)、ジャパンCと勝つことができて、大変うれしく思います。年度代表馬にふさわしい馬だと思います」
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