松坂桃李、児童１２５人から大歓声浴びる「本当にうれしい」芳根京子と小学校訪問

特別試写会に登場した芳根京子（左）と松坂桃李（カメラ・小泉　洋樹）

　俳優の松坂桃李が７日、東京・文京区立誠之小学校で行われた主演映画「雪の花―ともに在りて―」（小泉堯史監督、２４日公開）親子特別試写会に、共演の芳根京子と出席した。

　吉村昭氏による小説「雪の花」が原作。天然痘が流行した江戸時代末期を舞台に、未知の病から日本を救うべく奮闘した福井藩の町医者・笠原良策（松坂）の愛と感動の実話を描く。

　イベント会場となった同校の体育館に松坂と芳根が姿をみせると、１２５人の児童は「きゃー！！」「かっこいい！」「かわいい！」と大歓声を上げて興奮。松坂は「（映画で描かれていた）お話分かったかな？」と呼びかけると、鑑賞後の児童は「分かります！」と声を張り、松坂は「本当にうれしいですね。愛を込めて作った甲斐があります」と安堵（あんど）した。

　登壇者と児童のＱ＆Ａコーナーを実施。江戸時代の医者役の松坂は、自身と役の共通点を聞かれ「諦めない信念の強さ、という意味で頑固さは似ているかも」と明かした。松坂の妻を演じる芳根は「（本作で夫の）良策さんを信じたように、信じる思いの強さに共感しました。私も自分がこれだと信じたものを信じ抜くところは似ているかもしれません」と語った。

　さらに、児童から俳優になった理由を聞かれ、松坂は「わくわくしたから！」と回答。「それが長く続けられるコツかなと。好きな気持ちを大事にすることによってなりたいものを自然とみつかるかなと思います」と、将来の可能性にあふれた児童らにエールを送った。