香取慎吾 中山美穂さん悼む、フジ「日本一―」出演「美穂さんの思いを持って最後まで頑張ろうと皆で話した」

先月亡くなった中山美穂さんへの思いを語る香取慎吾（カメラ・竹松　明季）

　俳優の香取慎吾が７日、フジテレビ系連続ドラマ「日本一の最低男　※私の家族はニセモノだった」（９日スタート、木曜・後１０時）の舞台あいさつに共演の志尊淳らと出席した。

　政治家を目指す主人公の大森一平役を演じる香取は、ファンから大歓声を浴びながら登場。香取は「明けましておめでとうございます」とあいさつ。「最低男」という役どころについては「ウザい圧のある男。１話を見ていて最低だと思えた。やっていても気持ちいいですよ～」と声を弾ませた。

　初のパパ役に挑戦する志尊は、子役の千葉惣二朗に「パパが（子役の）オーディションにいたの覚えてる～？」と呼び掛けるなど、デレデレの様子。

　香取については「本当にスター。今までお仕事させていただいた中で一番スター。香取さんのコンサートにも行かせてもらった」とうれしそうに語った。

　昨年１２月に急逝した中山美穂さんは、保育園の園長役で１話と３話に出演する。香取は中山さんについて「この作品への思いを熱く持っていると聞いていた」とし「一緒に（共演シーンを）撮影する日を楽しみにしていたが、かなうことはなかった。美穂さんの思いを持って最後まで頑張ろうと皆で話しました。最後まで頑張りたい」としみじみと語った。

　１話には草なぎ剛も登場する。香取は「友情出演として来てくれてうれしかった。（草なぎは）家族のような存在」と振り返り「ドラマが決まった話をしたら『まじで！？』とイスから転げ落ちるくらい喜んでくれて。１話に（草なぎが）出演することを伝えると『知らないけど！』って言ってました」と笑った。