Ｊ２磐田が新体制会見 ハッチンソン新監督「選手が楽しめるフットボールをしていきたい」

磐田・ハッチンソン監督（前列右から２人目）と新加入選手たち

　Ｊ２ジュビロ磐田は７日、静岡・磐田市内で新体制発表会見を行った。ジョン・ハッチンソン監督（４５）、１２人の新加入選手が出席。オーストラリア出身の新指揮官は攻撃的スタイルでリーグ優勝を目指す考えを示した。

　昨季まで横浜Ｍを率いたハッチンソン監督は前を見据えて言い切った。「守備的に戦う、リーグ中位を目指すなら（オファーを）受けなかった。ポゼッションベースでＪ１を目指す方針だから受ける」。６日のミーティングでは過去３度のＪ１制覇など、クラブの歴史について説明を受けたという。「繰り返せるようにやっていく」と名門再建への覚悟を示した。

　昨季はリーグワーストに並ぶ６８失点を喫し、１８位で降格。編成を担当する藤田俊哉スポーツダイレクター（５３）は「主導権を握れず、守備的になって耐えきれずに失点が多くなった。守備を構築するのは大前提」とした上で「ボールを握り、主体性を持ってアクションフットボールを目指す。ハッチンソン監督のスタイルは合うと思う」と起用理由を明かした。目標については「Ｊ２優勝」と明言した。

　チームは８日から始動する。「選手が楽しめるフットボールをしていきたい」と語る指揮官の下で、ジュビロが再出発する。