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【春高バレー】母・大友愛さん「相手のペースに合わせないでやりな」 長女・美空にアドバイス…共栄学園4強入り

スポーツ報知 / 2025年1月7日 17時51分

第1セット、得点を決め喜ぶ共栄学園・秋本美空(中央) (カメラ・頓所美代子)

◆バレーボール ◇全日本高校選手権 第3日 女子準々決勝 共栄学園 2―0 東九州龍谷 (7日、東京体育館)

 女子準々決勝が行われ、19年ぶり3度目の優勝を目指す共栄学園(東京)が、19年度大会覇者の東九州龍谷(大分)を2―0で破り、5年ぶりの4強入りを決めた。12年ロンドン五輪銅メダリストの大友愛さんの長女で主将の秋本美空(3年)が184センチの高さを生かした多彩なスパイクでけん引し、全国高校総体4強の強敵を打ち破った。

 中村文哉監督は試合後の取材で「ようやく(3年生に)センターコートの景色を見せてあげることができて、本当にうれしい気持ちでいっぱい」。4強以上で立てるセンターコート。2年前はベスト8で一歩届かず、前回大会はまさかの初戦敗退。1つ目の悲願達成に感極まり、涙があふれた。

 エース・秋本が“開眼”した。序盤は7度の優勝を誇る東九州龍谷にリードを許したが、7―9の場面で3枚ブロックが立ちはだかる中、ハイセットをブロックの上からスパイクを打ち込むと、中盤は強打を何度も決めた。21―20ではサービスエース。1―0の第2セットも勢いは止まらない。連続でスパイクを決めると、4―1では相手の攻撃をブロックし、シャットアウト。スパイクレシーブも光り、獅子奮迅の活躍でチームを4強に導いた。

 3回戦から2試合を勝ち進んだ秋本は「(準々決勝は)今日の最後の試合なので、『みんなで倒れるぐらいやろう』と言ってやった。最後まで集中していた。相手はレシーブもアタックも良いチーム。自分たちはそれに負けないようにやりました」と胸を張った。中村監督も「秋本はハンパなかった。3年で2回目ぐらいの本気を見た」とエースを絶賛。しかしクールな本人は「(自分では)わかんないですね」と首をかしげた。

 この日の3回戦は、2年前に制した古川学園(宮城)戦。準々決勝も世代屈指の1年生エース・忠願寺莉桜を擁する強敵・東九州龍谷と強敵が続いた。バレーを始めるきっかけになった母・愛さんとは試合前にLINEで連絡を取った。「相手のペースに合わせないで、自分たちのプレーでやりな」との助言を胸に、エース、主将としてチームを導いた。

 11日の準決勝は、秋本自身“3度目の正直”で初のセンターコートが待つ。中3日で相手は前回大会覇者の就実(岡山)だ。将来の日本代表を有望視される共栄学園のエースは「初めてのセンターコートだけど、ビビらないで、みんなで最初から最後まで攻め続けられるような試合をしたいなと思います」と闘志を燃やした。8日からは学校の戻り、いつも通り授業の後に練習。初の大舞台に備える。

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