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「強気はあった方がいい」巨人・西舘勇陽、“闘魂スタイル”で開幕ローテだ…海外武者修行でコーチから注入

スポーツ報知 / 2025年1月8日 5時10分

室内練習場でキャッチボールをする西舘(カメラ・岡野 将大)

 巨人の西舘勇陽投手(22)が7日、武者修行で学んだ“闘魂スタイル”で開幕ローテ入りを目指すことを誓った。昨年11月中旬からプエルトリコ・ウィンターリーグ(WL)に参戦。自身の淡々と投げ込む投球スタイルと対照的に、感情をむき出しにするチームメートの姿に刺激を受けた。「気持ちの持ち方をすごく考えさせられたし、(打者に)気持ちで負けているように見られたら、なめられると言われた。過信はだめだけど、ある程度の強気はあった方がいい」と“イメチェン”に乗り出した。

 素晴らしい師との出会いが、きっかけを与えてくれた。所属先だったカングレへロス・デ・サントゥルセのホセ投手コーチから、約7週間の派遣中、“闘魂スタイル”のイロハをたたき込まれた。「『俺は球速145キロくらいだったけど160キロの気持ちだったし、いつでも自分がナンバーワンだという熱い気持ちを持って投げていた。自分がやりたいように、抑えていく姿勢は絶対に見せていけよ』と」

 1年目の昨季を振り返ると、フォームや球質など対自分への意識が強く、打者からどう見られているかという点には工夫が足りなかった。「気持ちの面はもっと(打者に)向かっていける。打者への見せ方というのも、一つの相手へのけん制になる」。打者が圧倒されるくらいの雰囲気をまとい、マウンドで躍動する姿を思い描いた。

 この日はG球場で自主トレし、キャッチボールなどを行った。昨季は主に救援で28試合1勝3敗1セーブ20ホールド、防御率3・82。昨年7月からは先発に挑戦し、今季はローテ争いに臨む。「1年間先発として投げることが一番の目標。まずは開幕1軍、開幕ローテーションに入りたい」。強気に攻める投球スタイルは、阿部監督が投手陣に求めるものとも合致する。熱い気持ちをたぎらせて、先発の座をつかむ。(小島 和之)

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