韓国の「トロット」歌う女性４人組ｓｉｓ、目標は武道館「パイオニアとして引っ張っていけたら」

ｓｉｓの（左から）太良理穂子、かのうみゆ、ＭＡＫＯＴＯ．、あさ陽あい（カメラ・頓所美代子）

　昨年１２月にデビューした女性４人組ボーカルグループ「ｓｉｓ（シス）」が８日、東京・両国の報知新聞社を訪れた。

　韓国の演歌や歌謡曲にあたる「トロット」の歌唱力を競うオーディション番組「トロット・ガールズ・ジャパン」の準決勝以上に勝ち残ったメンバーで結成された４人組。昨年１２月に「愛のバッテリー」でデビューを果たし、ＭＡＫＯＴＯ．は「トロットを歌うことも初めてだったので、いろんなことにチャレンジした一年だったなと思いました」と充実感を漂わせた。あさ陽あいは「まさか自分がｓｉｓがデビューするメンバーに選んでいただけるとは。すごくびっくりしたのと感謝の気持ちでいっぱいの一年でした」と喜びをかみ締めた。

　個性豊かなメンバーが並び、かのうみゆについてＭＡＫＯＴＯ．は「フレッシュで明るい。赤ちゃんみたい」とニヤリ。ＭＡＫＯＴＯ．について太良理穂子（たら・りほこ）は「グループをしっかりまとめてくれる。歌でも軸になっているので、ありがたいなと思う存在」と明かした。

　太良について、あさ陽は「ノリも良いし、優しいし、場を和ましてくれる存在」と分析。あさ陽についてかのうは「包容力がある子で、優しさをくれる感じ」とうなずいた。

　２月５日には「愛のバッテリー」やそれぞれのソロカバー曲を収録したミニアルバムを発売。３月２日には東京・品川区の「天王洲アイルＫＩＷＡ」で初の単独ライブを予定しており、太良は「今年は勝負の年だと思っている。後悔の一年にしたいです」と表情を引き締める。かのうは「この曲を知っていただいて、いろんなところで露出することが大事だなと思ってる。今年一年は何の仕事もやりたい。ソロとしてもやっているので、ソロとしても大きくなりたいです」と誓った。

　目標は日本武道館での単独ライブ。ＭＡＫＯＴＯ．は「トロットってあまりなじみのないジャンルですけど、パイオニアとして自分たちが引っ張っていけたら良いなと思ってます」と野望を口にしていた。

◆ｓｉｓ

　▼かのうみゆ　福岡県出身。ギターの弾き語りでライブ活動を行い、オリジナル曲は５０曲以上。

　▼ＭＡＫＯＴＯ．（まこと）　東京都出身　Ｋ‐ＰＯＰアイドルに憧れ、韓国で練習生として５年間レッスンを受ける。

　▼太良理穂子（たら・りほこ）　大阪府出身　１８歳からキャバレーで歌い続けるクラブシンガー

　▼あさ陽あい（あさひ・あい）　三重県出身　音大在学中からアイドルとして活動し、ミュージカルにも多数出演。