横綱・照ノ富士、出稽古で正代に１１戦全勝 初場所に向け「立ち合いを試した」

出稽古で正代（右）と精力的に相撲を取り、笑顔を見せる照ノ富士（カメラ・林直史）

　大相撲の横綱・照ノ富士（伊勢ケ浜）が８日、東京・墨田区の時津風部屋で出稽古を行った。元大関の正代（時津風）と１１番連続で取って全勝。「立ち合いを試した。まだそこまで、しっくりきていないところもある。まあ、これからじゃないですか」と淡々と振り返ったが、正代は「まわしを取られたら何もできない」と脱帽していた。

　６日の稽古総見では大関・大の里と３勝４敗だった。稽古総見から状態が上向いているかを問われると、「多少なりにはね」。両膝痛などで２場所連続全休中だが、復帰を目指す初場所（１２日初日・両国国技館）に向けて、手応えも感じている様子だった。