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【阪神】藤川球児監督が金の卵に“火の玉”訓示 「投手はキャッチボールを丁寧に」「野手は最後までやり切る癖を」

スポーツ報知 / 2025年1月9日 5時0分

新人選手に訓示をした藤川球児監督(右)(カメラ・岩田 大補)

 阪神・藤川球児監督(44)が8日、兵庫・鳴尾浜球場に新人合同自主トレの視察に訪れ、“火の玉”訓示を行った。三塁側ファウルゾーンで金の卵に寒風に負けない熱い心得を伝授。「投手はキャッチボールを丁寧にやること。野手はランニングでもトレーニングでも最後までやり切る癖をつけておく。どこまでいっても基礎は大事」。新たなスタートを切る日だからこそ、基礎の重要性を今一度伝えた。

 ひいてはそれが、長寿の秘けつだ。自身も現役時代は真剣にキャッチボールに取り組んでいたが、「途中で飽きてできなくなることがあった」という。ただ、故障などで立ち返ったのはやはり、基礎の徹底。「丁寧にやる癖をつけておけば、現役生活は長くなる。技術は落ちない」。40歳で現役引退するまで、日米通算245セーブを挙げた指揮官の言葉には説得力があった。

 まずは「けがをしないこと」をテーマに「アピールはいらない」とキッパリ。1軍キャンプ発進が有力視されるドラフト1位・伊原(NTT西日本)も自主トレ経過を見て、慎重に振り分けを最終判断する。「キャリアで一番しんどかったのがけが。僕は3年連続キャンプリタイア1号をやったこともある(笑)」と藤川監督。土台づくりを大切にし、息の長い選手を育てる。(小松 真也)

 〇…阪神のドラフト5位・佐野=日本海L富山=が“星5つの鳴尾浜飯”で6キロ増量に成功したことを明かした。昨年12月9日に入寮してから約1か月で86キロに増量。かねて体重が増えないことが悩みだったが、鳴尾浜の寮の食事にどハマリし「何でもおいしい。(評価は)星5つです」とニヤリ。2月のキャンプインまで残り2キロ増が目標。「1月中はキャンプに向けて、動ける体をつくっていけたら」。開幕1軍を照準に鉄壁ボディを完成させる。

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