尾上右近、トラジャ・松田元太に“ムファぶり”「闇落ちボイス聞きたいなあ～」息ぴったり生歌唱も披露

応援上映会に出席した松田元太（左）と尾上右近

　歌舞伎俳優の尾上右近、Ｔｒａｖｉｓ　Ｊａｐａｎの松田元太が８日、都内で映画「ライオン・キング―ムファサ―」（公開中）のムファサ＆タカ応援上映会に出席した。

　ディズニーが贈る、温かく切ない兄弟の絆を描く「ライオン・キング」はじまりの物語。孤児だったムファサがなぜ偉大な王になれたのかを描く。

　松田は、後にヴィランのスカーとなるタカ役の吹き替え声優を務め「闇落ちしていく過程をより大事に演じたいなと思いました。ファンの多いキャラクターなので誰よりもタカを愛して演じました」と思い入れの深さをのぞかせた。その言葉に、主人公ムファサの声を務める右近は「げんげん（松田）は誰よりも気持ちを注いで演じ切っていた。松田元太の転換点になるような作品」と太鼓判。さらに「もう一回、闇落ちボイス聞きたいなあ～。ムファぶり（＝むちゃぶり）です」と、おどけた表情でリクエストした。

　松田は、たじたじな様子で劇中のセリフを披露。さらに、右近とともに伸びやかな歌声で劇中歌「君みたいな兄弟」を生歌唱し、会場のファンを沸かせた。

　日本国内では興収１５億円を突破。右近は「歌舞伎の人間は休みがあまりないけど、年末年始にみてくれた人が結構たくさんいらっしゃって。すごくうれしいですね。大作で真ん中の役をやらせていただいた喜びを強く実感する日々です」と喜んだ。