五輪出場へ向けフォルティウスが優勝狙う…２月２日開幕・カーリング日本選手権

自身初の五輪出場を目指すフォルティウス・吉村（カメラ・島山　知房）

　２月２日開幕のカーリング日本選手権（横浜ＢＵＮＴＡＩ）に出場するフォルティウスが８日、札幌市内で練習を公開した。２６年ミラノ・コルティナ五輪出場には、同大会優勝が絶対条件。険しい道をくぐり抜け、イタリア行きに望みをつなぐ。

　崖っぷちから大舞台を目指す戦いが始まる。五輪代表に選出されるには２４、２５年日本選手権優勝などの条件があるが、昨年の同大会はＳＣ軽井沢クラブがＶ。フォルティウスにとっては今大会を制し、代表決定戦を勝ち抜くしか五輪への道が残されていない。

　前回の北京五輪代表決定戦は、ロコ・ソラーレに２連勝後３連敗。２１年１１月末で北海道銀行とのスポンサー契約が切れたのを期にクラブチームとして再出発した。出産を経て、２季ぶりに復帰したスキップ吉村紗也香（３２）は「前回逆転負けをした悔しい思いは今でも覚えている。あとはやるしかない。勝つだけ」と３年ぶりの優勝を誓った。