【西武】豆田泰志投手が母校・浦和実の活躍に刺激「いい成績を出せれば」
スポーツ報知 / 2025年1月9日 15時27分
西武の5年目右腕・豆田泰志投手が母校の躍進に刺激を受けている。出身校の浦和実が昨年秋の関東大会で4強入りし、今春のセンバツ出場が濃厚。決定すれば同校としては初の甲子園出場となる。「(甲子園に)出たこともありませんし、その可能性までいったことがないので不思議な感じですね」。高校の先輩でもある平野ファームマネジャーらと差し入れを検討しているという。
出場すれば、同校OBとして豆田の名前が広く世に出る。「自分が恥ずかしいことはできないという感じはあります。母校が甲子園に出て、僕の名前が出た時にいい成績を出せれば」。プロ5年目となる25年は5日に母校のグラウンドで始動し、6日からはカーミニークを中心に自主トレを行っている。「投げることをメインに真っ直ぐ、変化球の感覚をつかめるようにしたい」と持ち味とするスピン量の多い、伸びのある“豆直球”を取り戻すことに主眼を置いている。
育成から入団した3年目の23年序盤。ドジャース・山本のように左足を上げず踏み出すフォームに変えたことが奏功。その年の7月に支配下登録されて中継ぎとして起用されると16試合で1セーブ16ホールド、防御率0・59を記録したが、昨季は15試合で1敗、防御率も6・32に。「フォームのバランスが悪くなってしまって…」。青木投手コーチのアドバイスもあり、左足を高く上げるフォームに戻すことに。「違和感なく投げられてリズム感がよくなった。質というところでファウルを取れなかった部分があったので意識してやりたい」。キャッチボール、マウンドからの投球、ネットスローなどでフォーム固めに取り組む。
15日に22歳の誕生日を迎えるが、同学年の大学生がプロ入りする年齢に。うかうかしていられない。「まずは1年間1軍にいて、昨年の倍の30試合は投げたい。いいところでは投げられないと思っているので、点差が開いている試合とかでしっかり抑えて、ちょっとずつ信頼を取り戻せたら」。勝負の5年目。母校の後輩に負けないくらいの活躍で実りのある1年にする。
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