「高卒ドラ1で恩返し」佐々木朗希の163キロに迫る健大高崎右腕 センバツ連覇へ「相手に絶望感を」
スポーツ報知 / 2025年1月10日 5時20分
今年のドラフト戦線も逸材がそろう。高校生の目玉は健大高崎(群馬)の石垣元気投手(2年)。昨秋の関東大会準々決勝・佐野日大戦(等々力)で2年生史上最速の158キロをマークした右腕だ。160キロ到達も視野に入れ、「高卒ドラ1」を目標に掲げた。
衝撃の158キロ―。プロを目指す高校生投手の中で最も強烈な“肩書”を持つ石垣は、ドラフトイヤーを迎え力強く宣言した。
「『高卒ドラ1』が今年のスローガンです。高校入学の時から、ドラ1で入って(親に)恩返しをするという気持ちでした」
13年に済美の安楽智大(元楽天)がマークした157キロの2年生最速を更新した右腕には、さらなる目標がある。「できれば夏に160キロを出したい」。158キロが計測された場所はスピードガン表示が出やすいとされる神奈川・等々力球場。自身も「153キロくらいかな」という感触だった。だからこそ、納得できる1球での大台到達を本気で狙う。高校生の160キロとなれば、花巻東・大谷翔平(現ドジャース)に並ぶ。大船渡・佐々木朗希(前ロッテ)が持つ最速記録163キロも夢ではない。
昨年の秋季大会後、全体練習後のウェートトレーニングの量を増やすなど、体力強化に取り組んでいる。「ボールに力強さが出るし、下半身がしっかりして制球も安定してくる」。体重は昨夏の75キロから76キロに。出場が確実視されるセンバツまでに「80キロにする」と目標を掲げた。
高校で158キロを出した投手の一人に、星稜の奥川恭伸(現ヤクルト)がいる。「ストレートのスピードもそうですが、変化球の精度も高いところが好きです」と強い憧れを抱く。奥川は19年ドラフトで3球団競合の末、ヤクルトへ入団。「体をしっかりつくって、奥川投手のように、どの球も一級品と言われるように。甲子園では、相手に絶望感を与えるような投球をしたい」。センバツ連覇を果たし、速くて勝てる投手として夢の「ドラ1」に近づくことになる。(浜木 俊介)
◆石垣 元気(いしがき・げんき)2007年8月16日、北海道・登別市生まれ。17歳。登別西小1年で軟式野球を始め、西陵中では洞爺湖シニアに所属。2年の夏から投手。健大高崎では1年春からベンチ入りし、2年春のセンバツ優勝に貢献。昨夏の甲子園から背番号1。178センチ、76キロ。右投両打。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【2025年ドラ1候補 掛け値なしの評価】健大高崎・石垣元気 最速158キロ!北海道の登別から野球留学を経て大進化
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月7日 9時26分
-
健大高崎・石垣 新年初練習で目標「選抜では155キロを出して、半年以内に160キロを目指したい」
スポニチアネックス / 2025年1月6日 5時16分
-
昨年選抜Vの健大高崎のテーマは「連覇」青柳監督「箱根駅伝では青学大、M-1では令和ロマンが…」
スポニチアネックス / 2025年1月5日 18時46分
-
2025年のドラフト候補は逸材揃い…選抜制覇の158キロ右腕、神宮大会で打率.667の天才ら
Full-Count / 2025年1月1日 7時55分
-
日本ハム 来秋ドラフト上位候補に健大高崎・石垣 158キロ右腕で北海道登別市出身の道産子
スポニチアネックス / 2024年12月29日 6時0分
ランキング
-
1ヌートバー、年俸合意ならず調停へ…米報道 球団は複数年模索、交渉継続は可能
Full-Count / 2025年1月10日 8時10分
-
2卓球・早田ひなが3回戦へ スターコンテンダー・ドーハ
共同通信 / 2025年1月10日 10時24分
-
3佐々木朗希が大谷やダルを"排除”…交渉で選手同席を不可にした「本当の理由」とは
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月10日 11時41分
-
4大谷翔平「3年連続MVP獲得」に“立ちはだかる壁”。二刀流復帰で成績が激変する今年の“活躍のカギ”は
日刊SPA! / 2025年1月10日 8時54分
-
5スキージャンプ高梨沙羅またまた「失格」の深層…北京五輪、W杯に続く失態にSNS《また?》と物議
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月9日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください