王将戦第１局１日目の勝負めしは藤井聡太王将「回鍋肉」、永瀬拓矢九段「チーズイン煮込みハンバーグ」

静岡県掛川市での将棋・王将戦七番勝負第１局１日目で昼食に出された藤井聡太王将の「回鍋肉」（左）と永瀬拓矢九段の「チーズイン煮込みハンバーグ」やフレッシュジュースなど（日本将棋連盟提供）

　静岡県掛川市の「掛川城　二の丸茶室」で１２日に指されている将棋・第７４期王将戦七番勝負第１局１日目は午後０時３０分、昼食休憩に入った。午後１時３０分に再開される。

　Ｖ４を目指す藤井聡太王将＝竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖＝の選んだ勝負めしは「回鍋肉（ホイコーロー）」でサラダ、スープ、ごはんのセット。飲み物は「掛川深蒸し茶」で、普通の煎茶よりも長い時間をかけて蒸すことで、味がマイルドになるという。。

　一方、藤井とは初の２日制の番勝負に臨んだ挑戦者・永瀬拓矢九段は「チーズイン煮込みハンバーグ」。ドリンクは前日会見で「格別においしいので、堪能し尽くしたい」と宣言した通り、午前のおやつに続いて静岡産いちごを使った「紅ほっぺのフレッシュジュース」に、さらに「キウイのフレッシュジュース」を追加。アイスコーヒーと、チョコレートケーキの「抹茶オペラ～テ・ヴェール～」まで注文した。

　振り駒の結果、先手は永瀬で、飛車先の歩の突き合いから戦型は相掛かりへ。永瀬の飛車は７筋に移っており、昼食突入時で３０手まで進行した。藤井は４０分、５４分と長考が２手分あり、永瀬の研究手にじっくり対応。持ち時間（各８時間）の残りは永瀬６時間５９分、藤井５時間５２分で、１時間以上の差がある。