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「箱根駅伝11区」で青学大の中村、平松、東洋大の倉本が自己ベスト記録の力走 優勝はGMOの村山紘太

スポーツ報知 / 2025年1月12日 13時21分

ゴール直前で優勝したGMO・村山紘太(右)と競る青学大・中村海斗(カメラ・宮崎 亮太)

◇東京ニューイヤーハーフマラソン(12日、東京・北区新荒川大橋野球場発着公認コース=21・0975キロ、報知新聞社後援)

 第101回箱根駅伝(2、3日)で総合新記録の10時間41分19秒で2年連続8度目の優勝を果たした青学大、同4位の早大、同9位の東洋大などの箱根駅伝出場メンバー以外の選手が出場した。箱根駅伝出場を目指して練習を積んできたが、惜しくもメンバーから外れた選手たちが、大舞台から約1週間後に「箱根駅伝11区」として力走した。

 青学大の17番手として登録メンバー16人から外れた中村海斗(2年)が1時間2分46秒で学生トップの全体2位、青学大で9区登録から当日変更で出番がなくなった平松享祐(2年)が1時間2分49秒で全体3位となった。東洋大の17番手として登録メンバー16人から外れた倉本晃羽(2年)が1時間2分57秒で全体4位と健闘した。中村、平松、倉本はいずれも自己ベスト記録をマークした。

 華やかな新春の箱根路から中8日。荒川河川敷コースで、学生ランナーは懸命に走った。優勝したGMOインターネットグループの村山紘太(31)と同タイムで2位となった青学大の中村は「優勝できずに悔しいです」と満足することなく話した。昨年12月10日に発表された16人の登録メンバーに中村の名前はなかった。「原(晋)監督に『17番目だった』と言われました。昨年は人生で一番悔しい一年になりました」と約1か月前の出来事を静かに振り返った。それでも、心折れることなく「箱根駅伝11区」に臨み、自己ベスト記録を12秒更新。「来年の箱根駅伝は必ず走ります」ときっぱりと話した。

 東洋大の倉本も17番手で登録メンバーから外れた。三重出身の倉本はこの日の成人式を欠席し、今大会に出場。「今季はまだ力が足りませんでした。成人式に出ている場合ではありません。来年の箱根駅伝は5区出場を目指します」と言葉に力を込めて話した。

 2年前の今大会では、青学大の塩出翔太(当時1年、現3年)が1時間2分55秒の自己ベスト(当時)で学生トップを取った。第99回箱根駅伝で9区から当日変更で出番なしとなった塩出は「来年は絶対に箱根駅伝を走り、青学大の優勝に貢献します」と目をギラギラさせながら話した。1年後に有言実行。第100回箱根駅伝では8区で区間賞を獲得し、優勝メンバーに名を連ねた。今年の第101回箱根駅伝でも8区連続区間賞で連覇に貢献した。青学大の原監督は「目標としていた箱根駅伝を走れなかったと直後という難しい状況の中で、しっかりと頑張れる選手は必ず強くなるし、信頼できる」と語る。

 この日、栃木・高根沢町で行われた高根沢町元気あっぷハーフマラソンでも青学大勢が好走。箱根駅伝で補欠登録だった安島莉玖(1年)が1時間3分4秒で2位、登録メンバーから外れた佐々木大輝(1年)が1時間3分6秒で3位、10区登録から当日変更された佐藤愛斗(1年)が1時間3分9秒で4位と健闘した。

 第101回箱根駅伝「11区」の力走は、来年の第102回箱根駅伝に必ずつながる。

 ◇東京ニューイヤーハーフマラソン上位成績

 <1>村山 紘太(GMOインターネットグループ)1時間2分46秒

 <2>中村 海斗(青学大2年)1時間2分46秒

 <3>平松 享祐(青学大2年)1時間2分49秒

 <4>倉本 晃羽(東洋大2年)1時間2分57秒

 <5>福田 裕大(石川陸協)1時間2分58秒

 <6>小野 知大(GMOインターネットグループ)1時間3分9秒

 <7>杉浦 柊人(東海大2年)1時間3分12秒

 <8>大橋 秀星(小平市陸協)1時間3分16秒

 <9>伊藤幸太郎(早大3年)1時間3分18秒

<10>沢中 響生(法大3年)1時間3分19秒

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