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箱根駅伝優勝の青学大・田中悠登&若林宏樹がトークイベント 今春からアナウンサーの田中が名司会者ぶり発揮

スポーツ報知 / 2025年1月12日 16時31分

トークショーで笑顔を見せる青学大・田中悠登(左)と若林宏樹(カメラ・宮崎 亮太)

 第101回箱根駅伝(1月2、3日)で、総合新記録の10時間41分19秒で2年連続8度目の優勝を果たした青学大の9区2位・田中悠登主将(4年)と5区区間賞・若林宏樹(4年)が12日、東京・品川区の目黒セントラルスクエアで行われた「青トレ2・0 スペシャルトーク&実演イベント」に特別ゲストとして参加した。

 大学卒業後、地元の福井県のテレビ局「福井放送」にアナウンサーとして就職する田中は、イベント司会者に若林へのインタビューを促されると名司会者ぶりを発揮した。田中と若林の主なやりとりは以下の通り。

 田中「今回、5区を走っていて、一番、きつかった場面は?」

 若林「中大さんを抜いた時(約9・5キロ地点)ですね。でも、苦しい顔を見せずにポーカーフェースで走りました」

 田中「それでも、やっぱり首位に立った時は気持ち良かったですか」

 若林「そうですね。太田(蒼生)君の気持ちが分かりました」

 田中「今、テレビに映っているぞ、と思いました?」 若林「いえ、それは考えていませんでした」

 田中「それは僕だけか」

 田中と若林の息の合った会話に会場は大きく沸いた。

 青学大は箱根駅伝で連覇を飾った後、翌4日はテレビ番組収録とチームミーティングを行い、5日と6日は完全オフ。つかの間の休息で心身をリフレッシュした後、7日からは「通常運転」に戻った。

 午前5時に起床し、午前5時45分から朝練習をスタート。第102回箱根駅伝に向けて走り出した。4年生も引き継ぎなどため、2月上旬まで選手寮に残り、同じ生活を送る。原晋監督(57)は「これが我々の日常です」とテレビ番組で見せる明るい表情とは対照的に淡々と語った。

 全国都道府県対抗男子駅伝(19日、広島市平和記念公園前発着7区間48キロ)に青学大から箱根駅伝2区3位の黒田朝日(3年)が岡山の7区、箱根駅伝3区4位の鶴川正也(4年)が熊本の7区、箱根駅伝5区で区間新記録で区間賞の若林が和歌山の7区、箱根駅伝7区9位の白石光星(4年)が宮城の7区、箱根駅伝9区2位の田中が福井の7区にそれぞれ出場が予定されており、同門の直接対決が注目される。原監督は「故郷のために、しっかり準備して走るでしょう」と期待を込めて話した。

 田中は日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネット局の福井放送、若林は生命保険の最大手の日本生命保険相互会社に就職するため、卒業を機に競技を引退する。

 田中は「将来、箱根駅伝の実況をしたい。今、箱根駅伝を実況するのは日本テレビのアナウンサーだけですが、コツコツ努力を続けて頑張ります」と次なる大きな夢を語った。若林は「これからも青学大は強くなります。応援を引き続き、よろしくお願いします」と後輩のために頭を下げて話した。

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