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長谷部誠氏が指導者1年目の日々について明かす…「練習場に12時間」「質を語る前に量」「日々壁にぶち当たってる」

スポーツ報知 / 2025年1月12日 18時9分

フランクフルト主催の「WINTER CAMP」で子供たちとトレーニングをする長谷部コーチ(カメラ・後藤 亮太)

 昨年現役を引退し、現在サッカーのドイツ1部リーグ・フランクフルトU―21のアシスタントコーチと日本代表コーチを務める元日本代表主将の長谷部誠氏が12日、さいたま市内の浦和駒場スタジアムでフランクフルトが日本で設立したアカデミー主催の「WINTER CAMP」に参加した。

 約50人の小学生に向けて座学やグラウンド上でサッカー教室などを実施した後に取材対応。昨年現役を引退し、今シーズンクラブではU―21(21歳以下)チームのアシスタントコーチを務めているが、現役時代から生活は一変したという。「朝7時ぐらいには練習場に行って、相手の分析をしたり、練習メニューを決めたりしている。練習が終わったら映像を見て振り返りもします。なので朝から晩まで練習場にいて、いろんなことをします。現役時代は練習場にいるのは5時間ぐらいだったと思いますけど、今は12時間ぐらいいるんで」と明かした。

 それでも、その日々はコーチとしては「当たり前」だと言い切る。「新しいことを始める上で、働き方の質っていうところはあると思うんですけど、今は質を語る前に、まずは量をやろうって思ってますね。量をやった上で、そっから質を求めていこうと考えています。子供たちには『パパ、家にいない』ってブツブツ言われながらも、それはいつかわかってくれる日が来ることを願ってます」と胸の内を明かした。

 指導者としての第二のサッカー人生は半年近くが経過したが「日々壁にぶち当たってるというか、ほんとにできないことが非常に多い」と言う。コーチングの声がうまく出てこなかったり、試合の中で瞬時に判断することの難しさを痛感する日々。それでも「それが逆に楽しいというか。サッカー選手としてはある程度の年齢にいったら、なんとなくつかめてきた部分が多くて、これほど壁にぶち当たる局面っていうのがなかったんですけど、今はほんとに新しいことに挑戦して、うまくいかないことの方が多くて、それをやっているのは逆にすごい楽しいというか、新鮮というか。自分にとっては、なんか、うん、生きてんなみたいな感じがあるんで。これを楽しみたいと思いますし、指導者の道ってのは、全然簡単なものではないので、それをつかみに行くところを今年もコツコツとやっていきたいなと思います」。取材の中では「日々勉強」という言葉も繰り返し口にした長谷部氏。引退会見で語った「高いレベルでやれる監督になりたい」という次なる夢に向けて、歩みを進めている。

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