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王将戦第1局1日目は先手・永瀬拓矢九段が47手目を封じる…藤井聡太王将やや劣勢

スポーツ報知 / 2025年1月12日 18時43分

静岡県掛川市での将棋・王将戦七番勝負第1局1日目で、立会人の森内俊之九段(中央)に封じ手を渡す永瀬拓矢九段(右)。左は藤井聡太王将(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太王将=竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖と七冠=に永瀬拓矢九段が挑んでいる第74期王将戦七番勝負第1局は12日、静岡県掛川市の「掛川城 二の丸茶室」で2日制の1日目を終えた。先手・永瀬が、封じ手を促された午後6時から5分間考えて、47手目を封じた。

 永瀬は2021年(20年度)以来4年ぶりの王将挑戦で、藤井とのタイトル戦では4度目で初の2日制。11日の会見では「一応、封じ手の書き方は調べて、イメージしてきた」と話していた。翌13日に指し継がれる。

 藤井は2025年のタイトル戦初陣。王将V4を狙うが、振り駒の結果、後手番に。戦型は相掛かりとなり、永瀬の研究手に慎重に時間を費やした。

 永瀬も休憩を挟んで55分をかけるなど互いに深く読み合う序盤戦となったが、1筋の攻防や飛車の活躍など永瀬の指し回しが華やかで、藤井は46手目で1時間3分の長考に沈んで形勢を損ね、やや劣勢だ。

 持ち時間(各8時間)の残りは永瀬5時間ちょうど、藤井が3時間58分と、1時間2分の差がある。

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