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「もっとガツガツ、打ったるわ!」巨人・秋広は優人から“遊人”へ変身 開き直って打撃開眼&レギュラー獲り

スポーツ報知 / 2025年1月13日 5時10分

沖縄で自主トレを公開した秋広。走路を走りながらも笑顔が絶えなかった(カメラ・今成 良輔)

 巨人の秋広優人内野手(22)が12日、阿部監督の求めに応えるべく“遊人”になってレギュラー奪取に挑む考えを明かした。中日・中田翔内野手(35)らと行う沖縄・中城村で自主トレを公開。指揮官からの「遊び心を持て」という指摘を「もっとガツガツと行け」と解釈し、打席内では「打ったるわ!」と開き直る考え方も大事だと分析。昨季終盤から手応えを深める打撃フォームに前向きな思考を組み合わせ、0本塁打に終わった昨季からの巻き返しを期した。

 優人から“遊人”へ―。自主トレ先の沖縄で、秋広は変身プランを温めていた。阿部監督が求めた「遊び心」の意味を「もっとガツガツと行け、と。やんちゃ心というか『やったるわ!』ぐらいの意味」と解釈。その上で、「打たなきゃ…じゃなくて、打ったるわ!の方が結果がいい時もある。その考え方も大事になってくるのかな」と、前向き思考を重視する考えを明かした。

 23年は121試合で打率2割7分3厘、10本塁打、41打点とブレイクしたが、昨季は26試合で打率2割6分1厘、0本塁打。「打てなかったらどうしよう、とマイナスに捉えたりもする」と、弱気になることもあった。今季は失敗を恐れて気負うのではなく、「開き直りの考え方も大事」と雑念を捨てて、思い切って打席に立つ準備を進める。

 “気づき”も貪欲に求めていく。指揮官は若手選手が練習中に落ちているボールを拾わないことを例に、細かな気づきができることが技術向上につながる要素になると指摘。昨年11、12月にオーストラリアのウィンターリーグに派遣された秋広。異国の野球に触れて磨かれた感性を生かさない手はない。「ぼーっとしていたら(落ちている)ボールにも気づかない。ずっと野球に頭を使って、気を張っておくとか、集中してぼけーっとしている時間を作らないことが大事」。常に自分へのアンテナを張り、飛躍のヒントを見つけ出す。

 遊び心は重視しても、自主トレは真剣そのものだ。昼から始まった練習は、コンディションを整える“落とし日”にもかかわらず約45分間の下半身トレからスタート。その後はノック、ロングティーと続いた。通常メニュー日は8~9時間に及ぶといい、「筋トレも例年より多くあって、技術練習も多くできている。すごくいい自主トレができている」と手応えがにじんだ。

 昨年は打撃フォームの変更を繰り返した反省から、昨季終盤から取り組む無駄を省いた打法を突き詰めてキャンプインを目指す。「(昨年)チームは優勝しましたけど、個人的には喜べない数字。来年はあの場にいられるように、1年間レギュラーとして試合に出られるように頑張りたい」。去年とはひと味違う姿でレギュラーをつかみ、今季こそ歓喜の瞬間を味わう。(小島 和之)

 ◆阿部監督が訴えた「遊び心」 秋広、浅野ら若手有望株に「打てば使うわけだから。彼らには『遊び心を持て』という話をした」と明かしており、「いい意味で“テキトー”みたいな部分が足りない」と意図を説明した。求めるのは「打席の中で“ここで打てなかったらどうしよう”とか、そんなこと考えて野球をやる必要はない。打てばいいんでしょ、くらいの気持ちでやってほしい」と前向きな心持ちの重要性を強調。さらに、練習中に近くに落ちているボールを拾うことを例に挙げ、「気づきができる人間になってほしい」と願っていた。

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