８場所ぶり再入幕・伯桜鵬が白星発進「幕内の土俵はお客さんが満員で声援が違うなと感じた」

伯桜鵬（右）が寄り切りで北の若を破る（カメラ・今西　淳）

◆大相撲　▽初場所初日（１２日、東京・両国国技館）

　８場所ぶり再入幕の東前頭１５枚目・伯桜鵬（伊勢ケ浜）は白星発進となった。

　立ち合いで左を差したが、すぐさま右を巻き替え。上手投げで振ってきた西前頭１５枚目・北の若（八角）に対して、体を寄せながら前進して寄り切った。大歓声の後、かみ締めるように懸賞の束を受け取った。

　「幕内の土俵はお客さんが満員でやっぱり声援が違うなと感じた。（再入幕までは）長かった。肩が悪い時も声を掛けて、サポートしてくれた家族や周りに感謝したい。これからも絶対に上へ行くんだという気持ちで、相撲を取っていきたい」と力強く語った。