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高校野球の強豪・横浜隼人の朝木秀樹校長、水谷哲也監督も「Baseball5」に熱視線「原点のようなスポーツ」

スポーツ報知 / 2025年1月13日 16時24分

「Baseball5」を視察した(左から)水谷哲也監督と朝木秀樹校長(カメラ・加藤弘士)

 5人制の手打ち野球「Baseball5」(B5)の「侍ジャパンチャレンジカップ 第2回日本選手権」が13日、東京・立川市内のアリーナ立川立飛で行われた。注目の競技だけにプロ・アマ球界からは関係者が視察に訪れた。横浜隼人(神奈川)を2009年夏の甲子園に導いた水谷哲也監督と、東大野球部では正捕手を担い、満塁弾を含むリーグ戦4発を放った朝木秀樹校長もコートへ熱視線を注いだ。

 同校は早くから「B5」を採り入れ、今大会にもユースの部に3チームが出場。男子は硬式野球部、女子は女子野球部の所属だ。出場に向けて同校のグラウンドで朝練を敢行し、準備を進めてきた。硬式野球部の所属でも高野連に届け出を出せば、気軽に出場できるのも「B5」の魅力だ。水谷監督は言う。

 「昔、僕らが子供の頃はこういう手打ち野球を原っぱでやっていたじゃないですか。『B5』は、グラブやバットを持ってチームに入って野球をやる前に、遊びでやっていた“原点”のようなスポーツです。これがもっともっと広まって、幼稚園や小学校の低学年でやっていけば、『野球、面白そうだな』って野球振興にもつながると思うんです」

 選手にとっても、新たな活躍の舞台になりえるという。

 「野球って今、大型化しています。大きな体の選手がレギュラーになる例が多くなってきました。でも体は小さくても俊敏さを生かして、『B5』で生かされるような選手もいるんです。5人いれば気軽にできるという点もいいですし、道具代はボールだけ。危険性もない。この競技が全国へ広がってくれたら、素晴らしいと思うんですよね」

 多様性の時代。クラブDJがプレーするご機嫌なBGMの中で、プレーを楽しむ選手たちの快活な表情は、硬式野球に決して負けていない。(加藤 弘士)

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