帝京大、相馬監督の采配ピタリ 1・2番を先発変更、スクラムで圧倒「まっさらな状態で審判にも見て頂きたいと」
スポーツ報知 / 2025年1月13日 20時21分
◆ラグビー ◇全国大学選手権決勝 帝京大 33(14―12、19―3)15 早大(13日・秩父宮)
帝京大(関東対抗戦2位)が早大(関東対抗戦1位)を33―15で下し、大会4連覇。通算13度目の優勝で、明大に並ぶ歴代2位となった。就任3季目の相馬朋和監督は試合後、涙。「今季はいろんなことがあって、そのたびに強くなって立ち上がるキャプテンを、チーム一丸となって追いかけていくシーズンだった」と万感の思いで振り返った。
昨年11月3日の関東対抗戦では、17―48と完敗した早大との決戦。指揮官は動いた。スタメンを張っていたプロップ平井半次郎、フッカー當真蓮を控えにおき、梅田海星、知念優来(いずれも4年)が先発。スクラムのカギを握るFW前列にメスを入れた。相馬監督は試合後、起用について説明。「メンバーを代えて、控えにまわった2人が必ずしも弱いわけではなくて。これまで試合、シーズンを通して、いろんな印象が、みなさんについていたと思った。それを入れ替えることで、まっさらな状態、そして、レフェリーにもみていただきたいという色んな思いで、入れ替えることにした」と明かした。
當真によれば、スクラムを組む際のクセを修正したという。「僕が前に出ようとしすぎてて、重心が前になって崩れてしまっていた」。前への意識が強いあまり、かけ声の前にスクラムを組みにいってしまう反則を取られていたという。FW陣で相馬監督に直訴し、この3か月間は毎日、スクラム練習。後ろ5人とのつながりを強化し「帝京の強みはバックファイブ。後ろと横とのコネクトが、前回よりすごくよかった」と確かな手応えを得ていた。
この日は前半2分、自陣で相手ボールのファーストスクラムで反則を誘発。優位に立つと、當真が出た21―15の後半11分も、自陣での相手ボールスクラムを押してターンオーバーした。後半は立て続けに反則を奪い、セットプレーで圧倒。勝利に貢献し「帝京大はスクラムで勝たないと勝てない。それが全面的に出た」と當真。主将のフランカー青木惠斗(4年)も「スクラムで11月は全部負けていた。選手権の決勝で、帝京らしさが出せてうれしく思う」と胸を張った。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【ラグビー大学選手権】スクラム制して優位に 帝京大・PR森山「まとまりで勝てた」
スポニチアネックス / 2025年1月13日 22時0分
-
【ラグビー大学選手権】早大・佐藤主将「主将以外は勝っていた」敗戦の全責任背負い号泣
スポニチアネックス / 2025年1月13日 20時32分
-
帝京大V4、指揮官も主将も男泣き 相馬監督「一人ひとり抱きしめたい」青木恵斗「人生で一番嬉しい」【ラグビー大学選手権】
THE ANSWER / 2025年1月13日 15時11分
-
【大学選手権】早大 5大会ぶり日本一へ王手 佐藤主将「優勝か準優勝かは雲泥の差」
スポニチアネックス / 2025年1月3日 4時17分
-
【ラグビー大学選手権】帝京大が明大を寄せつけず4連覇に王手! 青木主将「必ず今年も日本一に」
スポニチアネックス / 2025年1月2日 14時9分
ランキング
-
1「TVer」が高校サッカー決勝激闘“アクセス困難”を謝罪「ご不便をおかけし申し訳ございませんでした」
スポニチアネックス / 2025年1月13日 18時12分
-
2帝京大V4、指揮官も主将も男泣き 相馬監督「一人ひとり抱きしめたい」青木恵斗「人生で一番嬉しい」【ラグビー大学選手権】
THE ANSWER / 2025年1月13日 15時11分
-
3事故で亡くなった園田競馬の松本幸祐騎手 明るく盛り上げ役で笑顔の中心に 度重なる大けがから何度も再起
スポーツ報知 / 2025年1月13日 18時56分
-
4武豊騎手が5年7か月ぶりの騎乗停止 シンザン記念の最後の直線で外側に斜行 25日から開催4日間
スポーツ報知 / 2025年1月13日 17時21分
-
5イチロー氏 米野球殿堂野手史上初の満票選出へ、32%開票で満票キープ「軌道に乗っている」22日発表
スポニチアネックス / 2025年1月13日 10時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください