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阿部詩、2025年の目標は「世界一」と雪辱誓う 高校時代は「3年間一番前で授業を受け続けた」逸話も披露

スポーツ報知 / 2025年1月14日 16時12分

今年の抱負を書いたボードを手に笑顔の阿部一二三(左)と阿部詩

 柔道男子66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三と、女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(ともにパーク24)のきょうだいが14日、東京・渋谷区内で行われた「渋谷サクラハーモニー」にゲスト出席した。総合教育企業「株式会社スプリックス」がAR(拡張現実)などのデジタルテクノロジーを駆使し、受験生にエールを送る体験型のイベント。2人はトークショーで学生時代の学業の逸話などを披露した。

 詩は「高校生の時に柔道の方が忙しくなってきて、授業が出られない時にどうしたらいいのだろうと考えた時に、一番前で先生の話を聞こうとなり、3年間一番前で授業を受け続けました」とのエピソードを明かした。その理由を「話を一番聞けたりとか、すぐ質問できる場所はどこなんだろうと考えた時に一番前の席だったので、それがいいかなと思いました」と説明。すると、兄・一二三からは「ちょっといいように言い過ぎじゃない?」とつっこまれるシーンもあった。

 本格的なシーズン到来を迎える受験生に対しては「受験までの日々はすごく過酷で、すごくつらい日々だったり、苦しい日々が続くとは思うんですが、絶対に明るい未来、明るい桜の日々が待っている日が絶対来ると思うので、それを信じて頑張ってほしいなと思います」とエールを送った。

 2025年の目標には「世界一!!」と記した。昨年のパリ五輪は女子52キロ級で2回戦敗退に終わり、メダルを逃した。「去年は納得のいく結果を残せなかったとともに、いろいろ考えて、世界一を目指すのはすごくつらいことなんだなというのを改めて感じました。ですが、やっぱり自分にはこれしかないと改めて感じたので、今年は必ずもう1度世界一になって、皆さんに、また強い阿部詩というのを届けられたらなと思います。柔道に全てをかける1年にしたいかなと思っています」と雪辱を誓っていた。

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