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「将棋でしか生きられない切ない男達」主演坂口健太郎✕渡辺謙が初共演…10月公開映画「盤上の向日葵」

スポーツ報知 / 2025年1月15日 7時0分

映画「盤上の向日葵」で白熱の演技合戦を繰り広げる坂口健太郎(右)と渡辺謙

 俳優の坂口健太郎(33)が映画「盤上の向日葵(ひまわり)」(10月31日公開、熊澤尚人監督)に棋士役で主演することが14日、分かった。初共演の渡辺謙(65)との壮絶な演技バトルを繰り広げる。

 「孤狼の血」などで知られる柚月裕子さんが将棋の世界を舞台に描いた同名小説の実写化。山中で発見された白骨死体の遺留品として高価な将棋の駒が見つかり、その持ち主が異色の若手棋士・上条桂介(坂口)だったことが判明。上条をめぐる捜査線上に、裏社会の賭け将棋で圧倒的な実力を持つ男・東明重慶(とうみょう・しげよし=渡辺)の存在が浮かび上がる―というミステリー作品だ。

 勝負の世界の裏側に迫ったスリリングな心理劇での主演に、坂口は「年齢を重ねて、自分の見え方が多少なりとも変わってきたんだなということをあらためて確信した作品」と忘れられない1本になったと明かす。「目に見えなくても、何か目に見えそうなぐらいの熱気が充満してる、そんな瞬間に立ち会わせていただきました」と回想。渡辺との共演を通して「桂介と東明という二つの役を、二つの関係性を一緒に作り上げていった感覚がありました」と手応えを語った。

 坂口の魂の演技を受け止めた渡辺は「坂口君は、真っすぐです。彼の演じる桂介もさまざまな困難な生い立ちの中、懸命に真っすぐに生きていきます。でも東明に会ってしまい、将棋の奥深さと勝利への執念に目覚めます。それは坂口君自身が悩み苦しむのに似ています。おそらく、今作で彼の違う一面が見られることでしょう」と期待。「将棋でしか生きられない切ない男達、その生き切る姿をご覧ください」と呼びかけた。

 〇…脚本も手がけた熊澤監督にとって同作は、構想から7年をかけた渾身(こんしん)の作品になった。難役を演じ切った坂口について「桂介が東明と魂と魂をぶつけ合うシーンは見ものです。男の色気に満ちあふれた、今まで見たことのない坂口さんの新たな代表作が誕生したのではないか」と絶賛。「賭け将棋で生計を立てる真剣師として伝説的な強さだった東明を、渡辺さんが演じてくれたおかげで、脚本をはるかに超える作品に仕上げてくださいました」と感謝した。

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