【巨人】阿部監督「素晴らしすぎる」新球場ジャイアンツタウンスタジアム絶賛 新人が非公開で試験使用

新人合同自主トレ初日を視察し、笑顔を見せる阿部慎之助監督（カメラ・相川　和寛）

　巨人の新人合同自主トレが１４日、スタートした。

　東京・稲城で３月の開業に向けて準備が進められている全面人工芝のファーム新球場・ジャイアンツタウンスタジアムを一般非公開で試験的に使用した。

　同球場は従来のジャイアンツ球場から徒歩で１５～２０分ほどの場所にある。

　阿部監督は「この素晴らしい球場ができて本当にありがたい。いろんなところを回りましたけど素晴らしすぎるなと思って。ここが居心地良くなっちゃうんじゃないかなというくらいいい球場」と絶賛した。

　その上で「こういう素晴らしい環境もある。ここでレギュラー張るのが目標ではないけれど、東京ドームでプレーするのを目標にして頑張ってください」と新人に訓示した。

　新人合同自主トレは２６日まで新球場で行う予定で、開業前のため非公開で行われる。他の選手が練習するジャイアンツ球場はスタンド開放されている。

　◇ジャイアンツタウンスタジアム（Ｇタウン）

　▽アクセス　京王よみうりランド駅から徒歩約１５分

　▽客席　エキサイトシート、２、３階スタンド、天然芝の外野席を合わせ約２９００席

　▽人工芝　Ｄバックスの本拠地チェース・フィールドなどで使用されるハイテク芝「Ｂ１Ｋ」

　▽サブグラウンド　広さ６０メートル×８０メートルの人工芝。投手の練習場所としての利用を見込み、アンツーカーのランニング用走路も

　▽ダッグアウト　地中熱を利用した空調システム「クール・ヒートトレンチ」を採用

　▽大型ビジョン　メジャーでも多く導入されている「ダクトロニクス社」のフルビジョンタイプ

　▽室内練習場　ブルペンや打撃練習スペースのほか、簡易的なウェートトレーニング用スペースも

　▽開業記念試合　開業日の３月１日と翌２日に、ヤクルトと若手中心の記念試合「ＴＯＫＹＯ　ＵＮＩＴＥ対決」を予定

　▽応援プレート　昨年８月から場内列柱に自身の名前を刻字する権利を抽選販売。一塁側２階スタンドの柱に選手、首脳陣らの名前を刻んだプレートとともに設置される

　◇東京ジャイアンツタウン　中核施設となる新ファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」開業後、２７年度中に「東京ジャイアンツタウン」がグランドオープンする。目玉は国内初の「水族館一体型球場」。多摩地区唯一の内陸型となる水族館は地上３階、地下１階建てで、球場の左翼席後方に水中回廊を備える。芝生の外野席からコンコースを通ってアクセス可能。飲食施設は多摩丘陵からの眺望を生かした立地に複数の店舗を展開予定。