ライトウォーリアがＮＡＲグランプリ年度代表馬

ライトウォーリア

　ＮＡＲ地方競馬全国協会は１月１５日、「ＮＡＲグランプリ２０２４」の表彰馬・表彰者を発表し、年度代表馬は川崎記念、報知オールスターＣを制し、浦和記念で２着と健闘したライトウォーリア（２４年時牡７歳、川崎・内田勝義厩舎）に決定した。同馬は４歳以上最優秀牡馬とのダブル受賞で、交流重賞での戦績のほか、韓国でのコリアＣ（４着）など、海外競馬への参戦が評価され、全会一致で選ばれた。

　ダートグレード競走特別賞馬には東京大賞典とジャパンダートクラシックを制したＪＲＡのフォーエバーヤング（同牡３歳、栗東・矢作芳人厩舎）が、特別表彰馬には２００９年と１２年にＮＡＲグランプリ年度代表馬に輝き、昨年８月に死んだ元笠松所属のラブミーチャンが選ばれた。表彰者では、女性騎手として初めて黄綬褒章を受章した宮下瞳騎手（愛知）と地方競馬通算３０００勝を達成した吉原寛人騎手（金沢）が特別賞を受賞した。表彰式は２月３日に都内で行われる予定。表彰馬、表彰者は次の通り（馬齢は２４年時。所属は受賞の決め手となった競走出走時）。

　【表彰馬】▽年度代表馬・４歳上最優秀牡馬　ライトウォーリア▽２歳最優秀牡馬　ソルジャーフィルド（北海道・川島洋人厩舎）▽２歳最優秀牝馬　プラウドフレール（船橋・川島正一厩舎）▽３歳最優秀牡馬　サントノーレ（大井・荒山勝徳厩舎）▽３歳最優秀牝馬　ローリエフレイバー（大井・月岡健二厩舎）▽４歳以上最優秀牝馬　キャリックアリード（牝５歳、大井・藤田輝信厩舎）▽ばんえい最優秀馬　メジロゴーリキ（牡１０歳、松井浩文厩舎）▽最優秀短距離馬　アラジンバローズ（セン７歳、兵庫・新子雅司厩舎）▽最優秀ターフ馬　該当馬なし▽ダートグレード競走特別賞馬　フォーエバーヤング▽特別表彰馬　ラブミーチャン

　【表彰者】▽最優秀勝利回数調教師賞・最優秀勝率調教師賞　打越勇児（高知）▽最優秀賞金収得調教師賞　小久保智（浦和）▽殊勲調教師賞　該当者なし▽最優秀勝利回数騎手賞　森泰斗（船橋）▽最優秀賞金収得騎手賞　笹川翼（大井）▽最優秀勝率騎手賞　渡辺竜也（笠松）▽殊勲騎手賞　該当者なし▽優秀新人騎手賞　加藤翔馬（金沢）▽優秀女性騎手賞　宮下瞳▽フェアプレイ賞　村上忍（岩手）▽特別賞　宮下瞳、吉原寛人

　内田勝義調教師「この受賞は川崎記念でのライトウォーリアの力走はもちろん、関係者のみなさまとファンの後押しのおかげです。年度代表馬の名に恥じないレースをしていく所存です」