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安堂ホセさん、芥川賞3度目の正直で受賞 公園で“ぼっち待機”みんなで待ってもらうのが「申し訳なくって」

スポーツ報知 / 2025年1月16日 6時30分

受賞作を手に写真に納まる(左から)直木賞に決まった伊与原新さん、芥川賞に決まった鈴木結生さん、安堂ホセさん

 第172回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、安堂ホセさん(30)の「DTOPIA(デートピア)」(「文芸」秋号)と鈴木結生さん(23)の「ゲーテはすべてを言った」(「小説トリッパー」秋号)が芥川賞に決まった。直木賞は、伊与原新さん(52)の短編集「藍を継ぐ海」(新潮社)に決定した。

 デビュー3作がすべて芥川賞候補となり、今作で受賞となった安堂さんは、感想を聞かれて「うれしいです」とぽつり。「1個のテーマで完成度上げるとか、何かそんなのよくない? みたいに思って、完成度は無視して書きました」とし、受賞はどこで聞いたかの質問には「一人で近くの公園で待ってて。何度か候補にしていただいて(みんなで待ってもらうのが)申し訳なくって…」とはにかんだ。

 鈴木さんは「ゲーテは『もっと光を』が最後の言葉と言われているんですが、いまはもう光はいらないかな」とフラッシュを浴びながら笑顔。伊与原さんは、東大大学院や富山大などで研究者をしていた経歴を持つ。「研究者を辞めたときは、心配していただいた同僚もたくさんいる。笑顔でお礼が言えるかなと思います」と喜んだ。

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