【阪神】昨季飛躍の右腕が格闘家転向！？「プロには間違いなくなれる」ジムの代表も絶賛のキックボクシングトレ公開

ミット打ちに取り組む石井大智（左）（カメラ・岩田　大補）

　世界王者も夢じゃない！？　阪神・石井大智投手（２７）が１５日、兵庫・西宮市のキックボクシングジム「Ｆｉｒｅ　ｆｉｇｈｔｅｒｓ　ｇｙｍ」で自主トレを公開した。「投げる感覚がパンチする感じや肩甲骨を出していく感じに似ていた」と、今オフから同競技を導入。ストレート、フック、アッパーと、静寂のジムに軽快なミット打ちの音が響き渡った。

　この日で４回目の挑戦となったが、格闘技歴２０年で約１００人の指導経験がある同ジム代表・金谷英樹氏（３８）は「パワー、スタミナ、瞬発力、全てにおいて一番」と、石井の素質を絶賛。仮にキックボクサーに転向しても「プロには間違いなくなれる。今すぐアマチュアの試合に出てもいいところまでいける。ＭＭＡ（総合格闘技）でもいい線にいくのでは」と太鼓判を押した。

　「リングに上がる時の気持ちとかが勉強になる」と石井も格闘家の顔。もともとトレーニング好きで、今オフは新たにボルダリングにも取り組んでいるが、全ては本業のためだ。「チーム一丸で優勝に向かう」。自己最多の５６試合登板で４勝１敗３０ホールド、防御率１・４８と飛躍した昨季から進化し、リーグ優勝という名のタイトルを奪取する。（中野　雄太）